**"GARMIN Oregon450TC日本版"のセット内容。落ち着いたグレーの本体とマニュアル、バックアップ用のデータと管理ソフトが収録されたDVD、携帯用カラビナセット、USBケーブル、管理ソフト"BaseCamp"。管理ソフトは、従来のマップソースのようにウェイポイント、ログ、ルートなどのデータが編集できる他、TOPO-10M Plusのデータは3D表示させることも可能で、よりリアルなインターフェースになっている**
先月の6日に発売されてから大好評のハンディGPS"GARMIN Oregon450TC日本版"。
前モデルのOregon300日本版から、性能を向上しながら、大幅な値下げになっているのが、人気の最大の要因だろう。Oregon300は、本体価格126000円で詳細マップは付属しなかったが、Oregon450TCでは、最新のロードマップである"日本詳細道路地図・シティナビゲーターver.11"と"日本登山地図・TOPO-10M Plus"が内蔵メモリにバンドルされて99750円だから、前モデルにこの二つの地図を合わせた165000円よりも40%のプライスダウンとなっている。
日本版の450TCは内部メモリが英語版の2GBから4GBに増強されており、これによって、二つの詳細地図をバンドル可能となった。前モデル同様、microSDスロットを備えているが、大容量のログデータを蓄積でもしない限り、購入してそのまま何のストレスもなく使用できる。
サイズ、重量などはOregon300と同じで、外観上、Oregon300がオレンジのアクセントストライプが入っていたものがシルバーの落ち着いたストライプに置き換えられている。
前モデル、そしてPNDのnuviシリーズで定評のタッチスクリーンとそのインターフェース前モデルと共通で、操作系はいたってシンプル、直感的に操作できる。
この一年あまり、個人的には前モデルのOregon300日本版にシティナビゲーターと以前は北海道地図製だったTOPO-10M、そして日本近海図・ブルーチャートをまとめて転送して、陸でも海でも、ドライブにもサイクリングにも、そして登山にもヨットやシーカヤックにもと、オールラウンドなGPSとしてとても重宝している。
前モデルと比較して断然使いやすく感じられるのは、2軸から3軸のセンサーとなった電子コンパス。前モデルまでの電子コンパスを備えたハンディGPSでは、少しでも水平を失うと正確な方位を示さなかったが、450TCでは本体を直立させていても問題なく正確な方位を指し示してくれる。
陸上では水平を出すのにさほど困難はないけれど、水上で波に揺られたりしていると、本体を水平に保っていてもダメで、けっこう苦労するところだが、そんな場面でも問題なく使用できる。
また、新たに採用となった"日本登山地図・TOPO-10M Plus"は登山地図として定評の昭文社"山と高原地図"のデータを使用して、正確な登山道トレースと、水場、キャンプ場、危険地帯、ビューポイントなどの山行で非常に有用なデータが入り、圧倒的に使いやすくなった。
従来はナビゲーション機能はシティナビゲーターに限られていたが、日本登山地図では、目標の山岳などのポイントを設定してナビケーションモードに入れば、登山道を正確にトレースするようになっている。
ちなみに、日本登山地図は単体販売もあるので、日本版の他の地図搭載可能なハンディGPSに転送して、『山と高原地図仕様GPS』とすることが可能だ。
**前モデルOregon300との比較。外形、重量等は同じ。見た目に違うのはオレンジをアクセントカラーに使ってポップな印象の300に対して、450TCはシルバーとなって、落ち着いたイメージになっていること。画面表示やインターフェースなども変わらない**
**女性の手にもしっくり馴染むエルゴノミックデザインと寸法**
**筐体のベースカラーは変わらないものの、アクセントカラーがシルバーになったことで、全体に締まった高級な印象となった**
**新たに地形図が生まれ変わって、昭文社"山と高原地図"データを収録したTOPO-10M Plusとなった。登山に必要な詳細データが収録され、登山道ナビゲーション機能まで加わって、実質、これ一台あれば登山地図もいらなくなった。電子コンパスが3軸センサーを採用して水平を出す必要がなくなったのも、過酷な条件下で使うユーザーには朗報**
コメント