トラベラーズノートを使い始めて以来、ミドリのこのプロダクツチームが創り出すノートやメモ帳には、一も二もなく飛びついてしまう。
今回も、プロジェクトリーダーの飯島氏のブログ「トラベラーズ日記」で、 このスパイラルリングノートが紹介されるやいなや、近くのLOFTに飛び込んで購入した。
『北国シロクマノート』と名づけられたこのノートに履かされた帯には、「雪原を歩くシロクマのように真っ白な紙のノートです。 書くことにこだわって開発したMD用紙は、にじみや裏抜けがしにくく、さまざまな筆記具で心地よく書くことができます。 カフェで広げて書くのにちょうどよいサイズです。縦でも横でも自由に使ってください」と、メッセージが記されている。
どこか異国の街の片隅で、ぶらりと入ったカフェで広げ、何気ない旅のシーンを絵や文で記す…… ざっくりとした素朴な牛革カバーのトラベラーズノートからは、そんなシチュエーションがふと思い浮かぶ。実際、旅の様々なシーンを想定し、 自分たちが世界各地の旅にプロトタイプを持参して作り上げられたノートだ。
創り手の深い思い入れが端的な形となって出来上がったモノ。それに自分のライフスタイルや思いがシンクロすると、 そのモノはかけがえのない相棒になる。
前々回のエントリーで紹介したモールスキンは、 大好きな作家であるブルース・チャトウィンのモールスキンへの思い入れを知り、それをきっかけに自分もファンになった。そうした、 「思いの共有」ともいえる気分をもたらしてくれるモノに囲まれていたいと思う。
デジタルガジェットも便利で楽しいモノだが、そこには、やはり手触りや温もりが欠ける。気分や思いを自由に記すには、 キーボードではなくて、やはり紙とペンが合っている。
さっそく、買ったばかりのシロクマノートを持ってカフェに入り、コーヒーを飲みながらその真っ白な紙にペンを走らせると、 トラベラーズノートとはまた違った、もっとカジュアルな気分で今日一日の過ぎた時間が思い出されてくる。そして、きっと、創り手たちも、 同じような気分を味わってもらいたくて、このノートを創ったのだろうと想像されて、なんだかとても嬉しくなってきた。
**白いMD用紙を使った「シロクマ」モデルの表紙にはシロクマが空押しされている。他に、サンド色の 「ラクダ」モデル、全てのページがポケットになった「カンガルー」モデルがある**
**今回買ったのは縦開きのB6サイズ。横開きタイプもあり、それぞれ、A5スリム、A6スリム、B6、 B7と豊富なサイズがラインナップされている**
コメント