GPSナビゲーション端末、PND(Personal Navigation Divice)の世界で、新興メーカーながら、 グングンとシェアを伸ばしているメーカーがある。1999年にオランダ、アムステルダムに創業したTOMTOMは、"TOMTOM RIDER"というモーターサイクル向けGPSナビで大成功を収め、その後、欧米のPNDブームの波に乗って、一躍大企業へと成長した。
TOMTOMは、今春、ヨーロッパのGIS情報サービス最大手のTele Atlasを買収して傘下に収めていたが、そのTele Atlasは、従来から地図情報を提供してきたGoogleとの連携を強化することになった。
これによって、Tele Atrasは、Google Mapsのユーザーがシステムに加えた注釈データが利用できるようになるという。
ということは、TOMTOMのGPS端末には、Google Mapsの最新データが反映される、あるいはGoogle Mapsをインターフェースとして、デバイスに最新情報を取り込んだり、 ログやパーソナルなポイントの管理などもできるようになるかもしれない。
TOMTOMはTele Atrasのリソースを生かして、iPhone用のGPSシステムの開発も進めているとされるが、 それらがすべて実現されていくと、Google + TOMTOMが、 GPSナビゲーションのまさにデファクトスタンダードになる可能性が大きい。
コメント