昨日は、朝の4時に起きて、富士の裾野でバイクを走らせてきた。 今日は、朝からTMCAのボランティアワークで、 熊谷の桜並木の剪定をする予定だったが、雨で中止になった。
いくつか観たい美術展や映画もあるのだけれど、こんな日に出掛けて濡れるのも嫌だし、 久しぶりに昼間からのんびりと読書を決め込むことにした。
一冊は、このところ後援会に何度か足を運んで話を伺ったGerald L. Curtis氏の『政治と秋刀魚』(日経BP)。 先日の後援会では、 北朝鮮からアメリカに対する核凍結のメッセージとして寧辺の各施設の爆破デモンストレーションがあると話されて、 まさにそのとおりになったが、知日・親日派のCurtis氏が自身の45年の日本との付き合いを綴ったこの本は、 高度経済成長時代から今までの昭和の世相と政治体制の変化が克明に語られていて、とても面白い。
もう一冊は赤瀬川原平の『昭和の玉手箱』。こちらは、 原平さんが子供時代である終戦直後あたりから高度成長期あたりまでの身近にあった「昭和的」なモノを振り返ってみたエッセイ。原平さんは、 ぼくより一回り以上上の世代だけれど、ぼくの子供時代の長閑さは、原平さんが思い起こして懐かしがる「昭和」そのもので、 一つ一つがぼくにとっても懐かしく思える。まさに、昭和の記念物を玉手箱から一つ一つ取り出して、手の上で転がして眺めるような、 気持ちがほのぼのしてくる本だ。
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