3月2日、若狭にある神宮寺で、年に一度の儀式「お水送り」が行われました。これは、奈良東大寺二月堂の「お水取り」 神事に先立つこと10日前に行われる儀式で、若狭の神聖な井戸から汲んだ水を遠敷(おにゅう)川に流して、奈良へと送るという儀式です。
平安時代初期に始められたこの儀式は1200年以上の伝統を持つ、神秘的なものです。
詳細は、ツーリングウェーブのコラムのほうに掲載しましたので、 そちらをお読みいただくとして、ここでは、フォトライブで、この儀式の経過を追ってみましょう。
**今回は、若狭の定宿でありシーカヤックなどのアウトドアアクティビティのベースとしている 「湖上館PAMCO」に当日入り、 仮眠の後、夕方から開催場所の神宮寺に移動。郊外の駐車場からシャトルバスで門前に到着**
**参拝者は、一本1000円の手たいまつを購入して、ここに願い事と氏名を記入する**
**昼から、様々な神事が行われ、清められた本堂。手たいまつを手にした参拝者はその前に参集**
**儀式のクライマックスを司る山伏や僧侶がホラ貝を先頭に入場。独特の装束が、 儀式の神秘性を盛り上げる**
**本堂内で古式に則った加持祈祷が行われた後、大松明に点火され、 火で清められる**
**大松明が運び出され、境内に設えられた護摩壇へと向かう**
**護摩壇の火を手たいまつに受け、大松明に従って境内を後にする**
**お水送り神事は、鵜の瀬の対岸で行われている。手たいまつは、その儀式を見ながら、 対岸の護摩壇に供えられる**
今回は、ぼくとPAMCOで共催している「若狭不老不死ツアー」の一環として、 このお水送りへの参加と不老不死ツアーのセットで開催しました。
お水送りの儀式も、その底流には、若狭と奈良を結ぶ不老不死の伝説が秘められています。
その詳細は、また別の機会に……。
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