前回、このコラムを書いてからほぼ二ヶ月経ってしまった。その間、 前回にも書いた雑誌のリニューアル第一弾の編集・ライティング作業があり、某役所関係の仕事のぼくのパート部分が一区切りつき、 さらに某社のWEBを軸としたシステムの企画仕事が本格化してきた。そうそう、 テレビのほうもこの秋もしくは冬の放映に向けての取材準備に入っている。
雑誌のリニューアルでは久しぶりの紙メディアの編集仕事で、だいぶ勘が鈍っていたのと、この10年余り、 職掌の異なる分野のチームワーク仕事に慣れていたため、どうも勝手が違ってやり辛かった。 本来は雑誌と連動したWEBサイトの構築と運営がぼくの仕事だったのだが、そちらの体勢が整わないため、 雑誌編集となったわけだが、これはさすがに他の仕事と並行して進めるのは難しそうだ。
役所関係の仕事は、お役所そのものの体質には少々ついていけないものを感じたが、 ぼくはアミューズメントのシナリオと演出企画のほうで、直接交渉にあたるわけではなく、 演出と建築設計のこちら側とお役所との間を取り持ったプロデューサーがもっとも苦労することとなってしまった(Sさん、 ほんとお疲れさまです)。
この仕事では、シナリオ・演出と建築、 特殊効果という職掌のまったく異なるチームワークがゲーム時代のシナリオ、CG、プログラムというチームワークと同様で、 互いのスキルとセンスを尊重しあって、ときには意見を戦わせて作り上げていくそのプロセスがとても楽しいものだった。10年前、 紙メディアの仕事に古臭さと馴染みにくさを感じてデジタルの世界に足を踏み入れたが、やはり、 自分はデジタルの世界のほうが性に合っているとつくづく感じた。うまく実施段階の受注までいけば、 再び同じチームで世界中を飛び回りながら納得のいく仕事ができそうで、とても期待している。
もう一つのWEB仕事のほうは、インターネットの黎明期に面白い企画を一緒に進めながら、 いわゆるネットバブルで縁遠くなってしまっていたかつてのパートナーとの協同作業で、 ようやくこちらの構想を実現できるだけのインフラと人材が揃い、作業的にはしんどいながらも楽しく進めている。この企画では、 この数年いろいろ取り沙汰されているコミュニケーションツールのさらに次の段階の新しいツールを盛り込むことになるので、 発表の段階には、かなり話題をさらうことになりそうだ(具体的なことは、 もちろん今の段階では何も明かすことは出来ないが=笑)。
これからも引き続きWorkaholicならぬludusaholicが続きそうだが、 自己完結型ともいえるOBTのほうが滞りがちだったので、これからは諸々の仕事と並行して…… というか自分のスタンスのバランスを取るためにも、このOBTに力を入れなおそうと決意している。
……そういえば、今日は毎年恒例のエープリールフールねたを忘れてしまった。ちなみに、 ↑はネタではないので念のため(笑)。
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