前向きに進んで行こうとする衝動を、「どうせ自分にはできない」と抑制してしまい、人に対しても同じような否定的な感覚を持つ心理機制を「ヨナコンプレックス」というけれど、そんな感覚をまったく持たない人たちがいる。
彼らに共通しているのは、何かしらの至高体験の記憶があって、障害に出会った時に、直ちにその体験を思い出し、あるいはその時の気分が蘇り、たちまち心がそこにフォーカスされること。
彼らは、それで心が自由になって、必ず障害を突破していく。
自分がそうでなくても、身近には、そんな人が必ず一人や二人はいるはず。
今回のコロナ禍のような危機に瀕した時、そんな人を羨むのではなく、その人の姿を思い浮かべ、自分も真似してみることで世界展望が大きく変わる。
「ピンチをチャンスに変える」なんて言われても、悲観に囚われていたらバカバカしい戯言にしか聞こえない。だけど、至高体験をバックボーンにした人の今の様子を真似れば、自然に悲観論から抜け出すことができる。
そのまま突き抜けて、自らも至高体験に到れば、ヨナコンプレックスは払拭される。
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