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レイラインハンター内田一成の「聖地学講座」
vol.189
2020年5月7日号
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◆今回の内容
○危機を乗り越える術 『至高体験と自己実現指向』
・至高体験と意味感覚
・自己実現指向型人間
◯お知らせ
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危機を乗り越える術 『至高体験と自己実現指向』
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誰も想像していなかった形になった今年のゴールデンウィークが明けました。
例年のゴールデンウィークなら、SNS上では国内外の観光地に出かけて楽しむ人たちの投稿で百花繚乱となるところですが、今年は、それも一変しました。引きこもり生活の中で、室内で様々に楽しむ姿や庭先で見つけた小さな自然を投稿したり、自分が好きな本のブックカバーや手料理の写真を7日間連続で投稿するリレー、同じく幼い頃の写真を投稿するリレーが俄に広がったりしました。
私も、庭先で花を咲かせだした花々の写真や野草を摘んでお茶にしたりする様子を投稿したり、巡ってきたブックカバーリレーに参加したり、これもトレンドになった有志でのオンライン飲み会も開催しました。そんなことをしながら、じっくりと身の回りのことに目を向けたり、新しいネットの使い方を模索していくことを楽しく感じていました。
同時に、どんな状況にあっても楽しみを見つけ出す人間という種のしたたかさというか、楽観的な強さを垣間見た思いがしました。前回の最後にユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史』の中の記述を引用しましたが、動物界の中で非力な人間が地球の主役となった原動力である、想像力とネットワーク力がまさに今でも息づいていることを、身を持って感じたわけですから。
そうはいっても、まだまだコロナ禍は去ったわけではなく、明確な出口を見いだせずにいます。経済活動停滞の影響も甚大になってきて、企業の倒産や廃業も増えてきました。また、経済的に追い詰められて死を選んでしまう人も増えています。こうしたことはもちろん他人事ではなく、私自身にも現実的な問題として迫ってきています。
こうした危機に直面して、ふと思い出すのは、20年前に自暴自棄になって、半ば死のうとしたときのことです。その時の私は、やることなすこと上手く行かず、人間関係のトラブルも重なって、生きることにまったく希望を見い出せませんでした。そんなある晩、オートバイで事故を起こしたのです。
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