今週末は、毎年恒例の「ツーリングマップル中部北陸」の第一回取材に出掛ける予定で、 その足となるBMW1200GSを受け取ってきた。
昨年は同じモデルのETCとGPS装備モデルを借りたのだが、今年はどちらの装備もない「素」のモデルとなった。 自分でも同じモデルの2007年型に乗っていて、ETC、GPSをともに装備しているので、そのどちらもないとなると、 途端に不便に感じてしまった。
GPSのほうは、 今年ははじめからオレゴン300をモーターサイクルナビ兼ハンディナビとして活用するつもりだったので不満はないのだが、 高速道路の料金所で昔ながらの「儀式」をしなければならないのは辛い……。
それはともかく、久しぶりに縦型画面のハンディGPSをハンドルに装着すると、なんだか懐かしい気がした。今では、 BMWもモーターサイクルGPSのzumo550日本版のOEMモデルを純正オプションにしているので、 計器類と当たり前のようにマッチングしたGPSがあるハンドル回りが当たり前だが、オレゴンを付けてみると、いかにも「後付け」 といった雰囲気が、かえって新鮮にも見えてくる(笑)。
じつを言えば、今年のツーリングマップルの取材では、純正モデルがついてきたら、 それは外してオレゴン300を装着するつもりでいた。というのも、今年の取材テーマは、オートバイから離れて、 いろいろな物件を見て回るケースが多く、ハンディGPSのほうが使い勝手がいいと思ったからだ。
このシリーズの初回で紹介したように、オレゴン300のmicroSDには、ロードマップの「シティナビゲーターver10」、 地形図の「TOPO-10m ver8」、そして日本近海図「ブルーチャートver9」と最新のマップソースがてんこ盛りになっている。
オートバイでツーリングしているときはシティナビゲーターのナビゲーションを活用し、物件を足で探すときにはGPSを外して、 手に持って歩き回ることになる。
zumoでは内蔵バッテリーの電池寿命が3~4時間と短く、重く嵩張るので、ハンディGPSとして使用するのは少々辛い。 オレゴン300のほうは、大きな液晶画面とタッチパネル士気のオペレーションで、モーターサイクルナビとしても使いやすく、 単三電池2本で15時間あまり動作し、軽量コンパクトなのでハンディGPSとしても使いやすい。これなら、 今回の取材では一本化してオレゴン300のみを使った方が合理的というわけだ。
**装着には、定番のRAMUボルトマウントを使用した。当初は、 マスターシリンダーにも取り付けられる汎用ベースでハンドルマウントしようと思ったのだが、 テーパーのついた太いハンドルに装着するために、大径Uボルトを使って締めこんでいったら、ベースが破壊してしまった。 材質が亜鉛合金で軟らかいので、こいつがしなるほどまでテンションをかけるとこうなってしまう。仕方なく、 従来のUボルト専用ベースを引っ張り出してきての装着となった**
実際の使い勝手のレポートなどは、また後ほど。
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