GARMIN Oregon300 日本版を「万能GPS」として、あらゆるシーンで使い倒そうというこの企画。前回は、 ロードナビ、地形図、 海図という3種類のマップソースを4GBのmicroSDに転送して陸でも海でもシームレスに仕えるGPSとして仕立てたが、 今回は、バイクに装着してみた。
サイクル専用GPSのEdge705同様の純正ハンドルバーマウントブラケットもあるが、あえてそれは採用せず、 GPSの角度などを自在に調整できるRAMマウントを使ってみることにした。
内蔵電池で軽量のEdge705は振動の影響も少ないし、 頻繁に表示されたマップを見ながらツーリングするというよりはラップをとったりケイデンスやハートレートモニターと連動させるといったサイコン的な使い方が主なので、 純正タイプで事足りる。
だが、Oregonを主にツーリング用に使おうと思っているので、GPSを見やすく装着できるマウントがいいのと、 Edgeに比べるとやや重いOregonではハンドルに直接マウントした場合の振動も気になるので、 ここは使い慣れたRAMを選んだというわけだ。
ところが、大径のUボルトを使えば簡単に装着できると思っていたが、ステムは大径Uボルトよりもさらに径が太くて入らず、 テーパーのついたハンドルの基部でもUボルトがギリギリでクッションラバーが入らない。径に余裕があるグリップ近くだと、 さすがに200g近いOregonを装着すると左右のバランスが狂って、走りにくそうだ。
そこで、仕方なくストラップレールベースを取り付けることにした。 これは水道のホースを蛇口に固定する金属製のストラップレールでベースを固定するもので、 直径が30-40mm程度の径のパイプでも固定できる。
ただ問題は、ベース自体がUボルトと比べると1.5倍程度の重さがあるので、なるべくハンドルまわりを軽くしたいバイクでは、 あまりお薦めできない。
今回はステムに取り付けたので、多少重さは気になるもののハンドルのバランスは崩れず、 走り出してしまえばたいして気にならなかった。
RAMマウントを使う利点は、やはり角度を自由に変えられるところで、長さの異なるアームに変えれば、オフセット量も調節できて、 視認性に優れているということだ。
純正のマウントは軽くてシンプルでいいのだが、ハンドルに密着する形になるため、どうしても体に近い位置で画面を見ることになり、 ほぼ真上を向けて使うことになり。すると、どうしても風景や日差しの映り込みが多くなって、視認性が落ちてしまう。
RAMマウントの欠点はユニットの重さだが、スポーツ走行を主とするのでなければ、視認性が高いほうがメリットが大きいだろう。
今度はストラップレールではなく、Uボルトマウントベースをタイラップで固定して試してみようと思う。 バイクならモーターサイクルなどと比べて振動も小さいし、よもや切れるということはないだろう。金属製のUボルトを使わない分、 重量も軽くなるので、これは期待できるかもしれない。その報告は、また後ほど。
**オフセット位置や角度もなかなかいい感じで、視認性が高く、操作もしやすい**
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