初めて訪ねた場所なのに、遠い昔から馴染みのような気がして、思わず寛いでしまう場所がある。初めて会った人なのに、 やはり遠い昔からの友人のような気がして、安心して心を開ける人がいる。
そういう「出会い」が時々ある。
昨日は、身近な自然の中にある素材を使ったモノ作りの打ち合わせのために、愛知県岡崎市にある「アウベルクラフト」を訪ねた。
アウベルクラフトは、帆布を使ったタフで機能性の高いタープ、「スターウイングシリーズ」がオートキャンプブーム時代に評判を呼び、 後に携帯型のハンモック、携帯型の囲炉裏、露天風呂キット、 石釜キット等々の独創的で、かつアウトドアテイストが息づくモノを次々に作り出してきたメーカーだ。
柴田正則さんと隆二さん兄弟が自分たちのアウトドアライフ、ライフスタイルの中から自然に発想し、形にしていく製品は、 創業時からとても気になるものばかりだった。
東京の狭いアパート暮らしでは、なかなか導入できない製品が多く、 今までは自分がアウベルクラフト製品を実際に手にすることはなかったが、 柴田さん兄弟の作り出すモノにこめられた思いやセンスはとても共感の持てるもので、いつかその製品を自分が使うことになったり、 ご縁ができるものと確信していた。
そんな思いが、図らずもかなったのが昨日だった。
会社を訪ねたのも初めてだし、柴田さん兄弟とも初対面だったが、そこはまさに「懐かしい場所」であり、「懐かしい人」だった。
この出会いをアレンジしてくれたのは、香川にあるGofieldの森田さんだが、その森田さんとは、今年9月になくなってしまったぼくにとっての 「懐かしい場所」のひとつ「野遊び屋」で繋がり、彼自身も「懐かしい人」の一人だ。
以前から、ぼくは「土地に引き寄せられる」という感覚を強く持っていた。どこかある場所に興味を持ち、そこへ行きたいと思うと、 必ずその土地の人から誘いを受けることになる。
最近、レイラインのトークライブでも話すのだが、それは、もしかしたら地球=ガイアという生き物の「気」の流れが滞っていて、 その流れを良くして活性化するために、ぼくを移動させ、 ガイアのツボともいえる土地で何かの活動をするように促しているのではないかなどとも感じている。
四国もそうだし、若狭、熊野、京都、白馬、沖縄……そして岡崎、いずれの場所もそんな感じでたどり着いて行き、以降、 ずっと深い関わりを持つようになっている。そして、それぞれの場所へ導いてくれた人たちは、かけがえのない「仲間」となっている。
打算とか駆け引きとは無縁で、あたかもガイアに踊らされているかのように、キーとなる場所に仲間が集い、 ガイアのためにアクションを起こしている……そこには、やはり何か大きなものの存在を感じてしまう。
今回は、Gofieldが中心となって展開されるプロジェクトの打ち合わせの予定が、アウベルクラフト自慢の「囲炉裏キット」 を囲んで話をしていると、話題はどんどん飛躍してしまう……。
このコラボレーションの仕掛け人である森田さんは、どうもこの場の流れを予想して確信犯的にアレンジしたようだが、 いつしか自分もこの場に漂う心地良い雰囲気に包まれてうっとりとした表情を浮かべ、自分たちが向かうべき道、 向かいたい方向について熱く語っていた。
ここで囲炉裏を囲んだみんなの思いが、目の前の炭火の暖かさがじんわりと浸透してくるように、心にじんわりとしみこんできた。
>モリさん
こちらこそ、いつもお世話になっております。
先日は、とても美味しく、そして楽しい夜を過ごせました。
噂の露天風呂はアウベルクラフトでしたか!!
ぜひぜひ雪中露天風呂やりましょう!!
投稿情報: uchida | 2008/12/06 20:25
内田さんコンニチワ!
先日は大変お世話になりました。
私たちが白馬で時たまおこなうキャンプの時に露天風呂
を設置するのですが、実は、このアウベルクラフトさんの
露天風呂キットを使っているんです。
次回は雪の中で露天風呂でもしましょうか!?
薪風呂は芯から暖まりますよ。
投稿情報: モリ | 2008/12/06 16:06