昼間、暑かったせいか、夕方になって急にビシソワースが飲みたくなった。
そこでスーパーへ走り、メイクイーンを買ってきた。しかし、どういう由来で、このジャガイモは「メイクイーン」 と名づけられたのだろう?
ヨーロッパが温かい季節へ移行する区切りの日がメイデイだが、メイクイーンは、この日の主役として、冬と夏に綱引きされる。そして、 この綱引きを夏を象徴するメイキングが制し、二人が結ばれる。この儀式によって、晴れて温かな季節に移行していく。
いわば実りの季節を左右するのがメイクイーンというわけで、そんなことから考えてみると、 このジャガイモがヨーロッパの実りのシンボルということなのだろうか?
メイデイには、「世界樹」のメタファともいえるメイポールを広場に立て、それに結びつけた紐を持って、 老若男女が春の訪れを祝って踊る。日本でいえば、春分に当たるだろうか。
秋分を過ぎて、これから日が短くなり、「夜の季節」へと向かっていく中で、ふと、春に思いが飛んだ一日だった。
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