今回のスノーシュー&ツリーイングでは、モンベルから発売されている「アトラス」のスノーシューを使用した。
もともとスノーシューは、北アメリカのネイティヴたちが、雪の平原や森林地帯の中で狩りをするために使っていたもので、古くは、 木や動物の骨をフレームにして、そこに動物の皮を張っていた。日本にも、竹を曲げて作った「ワカン」、「カンジキ」 がマタギに使われていたが、ワカンよりもスノーシューのほうが表面積が大きいため、雪に潜らず、雪原を浮遊するように歩くことが出来る。
最近では、エクストリームスキーやボーダー、 それに本格的な冬山登山でも使用できる登降や凍った斜面をトラバースするにも不自由でないものや、 雪原を駆け抜けるスノーレース専用モデルまで、用途に応じて、様々なモデルが発売されている。
値段は、フラットな雪原を散歩するようなベーシックモデルなら2万円弱から、 本格的な雪山の登降可能なモデルが3万円弱からといった価格構成になっている。
昔は、雪山のアプローチにカンジキを使って、それでも新雪では膝上まで雪に潜ってラッセルで大汗をかいたものだが、今は、 しっかりしたクランポン(アイゼン)を装備したスノーシューで、新雪では踝程度しか潜らないし、クラスとした雪面ではクランポンが効いて、 安心して登り降りができる。
もうすぐ春分を迎え、里では梅の花も咲いているけれど、まだ山に行けば、 スノーシューで楽しめるフィールドがたくさんある。
「雪山は、経験者だけに許された世界」だと思って、二の足を踏んでいた人も、ぜひ、雪の多いこのシーズンの間に、 スノーシューを体験してみれば、ぐっと自分のアウトドアフィールドが広がるはずだ。
**アトラスのベーシックモデル。フラットな雪原や樹林の中、
入門用に最適**
**アトラス1223と1225は、新雪の雪原から、クラストした尾根筋までオールラウンドに使える。
本格雪山登山のアプローチでも威力を発揮するベストセラーモデル**
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