先日、プランニング編とライブ編にてお伝えしましたが、 通年営業の野天風呂としては日本最高所にある本沢温泉に行ってきました。
本沢温泉は、まだ若かりし頃に訪ねて以来、じつに20数年ぶり。久しぶりの山のいで湯がどんな風に変わっているか、 とても楽しみでした。
10月3日、深夜に山歩 きの道具を調えて慌ただしく出発。中央高速を東京から一路西へと向かいます。 前日まで台風に刺激された秋雨前線の影響で残っていた雨もなんとか上がると見込んでの出発でしたが、 台風は通り過ぎても、 まだ前線は怪しいところにあって、残念ながら雨模様。R141沿いの道の駅 「南清里」で、翌日の天候回復を祈りながら車中泊。
翌4日、4時半に起床し、R141を北上。この時点では残念ながら小雨が降っていました。
海尻から西へ道を分けると、本来なら稲子湯を経由して本沢温泉へと向かう道が、途中で土砂崩れのために通行止めとなっていて、 迂回路に沿って、八ヶ岳高原カントリークラブ方面へ。
八ヶ岳高原カントリークラブの正門を通りすぎると、道はコースに沿ったダートロードに。 両側にクマザサが茂るこの道はけっこう荒れていて、普通車だと腹を擦らないように慎重な運転を強いられます。
ほどなくして八ヶ岳林道に合流。この道はダートながらフラットで、道幅もあり、安心して進むことができます。北にしばらく辿ると、 10台あまりの駐車スペースがある「本沢入り口」に到着。幸い、ここまで来ると雨は上がり、 夜が明けるとともに高曇りの空に少しだけ青空が覗きはじめました。
この先、4WD車なら本格的な登山道が始まる手前まで、さらに2kmほど登れますが、ぼくは、ここから歩き。身支度を調えて、 いよいよ登山開始です。
ここから本沢温泉までは1時間半ほどの行程。急なアップダウンはありませんが、傾斜の少ない単調な登りが続きます。でも、 山はちょうど紅葉が盛りに向かって進んでいるところで、その鮮やかな色と、時折、 雲の間に顔を見せる八ヶ岳の稜線が単調さを紛らせてくれます。
本沢入り口から、ちょうど1時間半のオンタイムで本沢温泉着。そこは、ぼくの記憶に残る小さな一軒の小屋だけではなく、 だいぶ立派な施設になっていました。
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