巨石信仰の痕跡を訪ねる
**諏訪神社春宮の裏手にある「万治の石仏」。今回の八ヶ岳周辺の巨石巡りでは、最終的にここに行き着く予定。諏訪大社は「御柱祭」という奇祭でも知られ、古い信仰をそのまま受け継いでいるといわれる**
先月、「風切り地蔵を訪ねる」で、石に思いを託して神に願いを伝える太古の風習について少し触れましたが、全国各地には、巨石を神の降臨する場所として崇めた祭祀遺跡が残っています。
現在でも多くの神社に磐座(いわくら)と呼ばれる聖なる岩があって、これをご神体としたり、神の依代(よりしろ=神が降臨する場所)として人が踏み込むことを禁じていたりします。
登山家が山に対して崇高な思いを抱くように、自然の造形である「巨石」に、昔の人たちは人智を越えた大きな力の存在を感じて、これを崇めたのかもしれません。
宮沢賢治は、ときどき夜に山へ出かけ、巨石の上で眠り、様々なビジョンを得たといいます。
私も、以前、ロッククライミングのメッカである信州廻り目平で、大岩に登った際に、その上で気持ちのいい微睡みに引き込まれ、古代の不思議な祭りに参加している夢を見たことがありました。
巨石には、実際に人に神秘的なビジョンを見せる何かが秘められているのかもしれません……。
そんなわけで、かねてから巨石には関心を持ち続けてきて、今まで、各地の巨石を訪ねる旅もしてきました。今回は、八ヶ岳周辺の巨石を訪ねて、太古の信仰に思いを馳せてみようと思っています。
まずは、プランニングということで、MappleOnlineを使って、今回訪ねる物件をプロットしたり、ルートを作成してみることにします。
■プランニング1 情報ポケットに物件を登録■
マップルオンラインに登録し、ソフトをインストール。これを立ち上げると上記ウインドウが立ち上がります。
目的地のエリアを選び、地図をスクロールして、目的の物件に合わせます。
目標地点に中心を合わせたら、左側の「情報ポケット」ボタンをクリック。
開いたサブウインドウに、名称などのデータを記録します。
最初に立ち寄る予定の「大石神社」がプロットされました。
同様の操作を行って、立ち寄り予定の物件を追加していきます。
■プランニング2 ルート設定■
物件の登録が終わったら、次は、それを効率よく巡るためのルート作成です。
左側の「おでかけ」ボタンをクリックすると上記ウインドウが開きます。
ここで、まずは地図の中心を出発点に合わせて「出発地」ボタンをクリック。ここでは中央高速の勝沼ICを出発地に設定しました。
さらに、あらかじめ設定した物件を「経由地」として登録していきます。経由地は、「出発地」ボタンの中の「+」ボタンをクリックすることで、複数設定できますので、あらかじめ経由地の数に合わせて「+」ボタンで設定しておきます。
ここでは、大石神社の次に「石森山」を経由地として設定しました。
いずれも、甲府市内にある場所ですが、「石」が付く地名であることが、巨石にまつわる土地であることを物語っています。
ここでは、目的地を甲府郊外の立石神社に設定しました。
物件の設定が終わったら、「徒歩ルート」か「車ルート」かを選びます。
ここでは物件の間の距離が結構あるので、車ルートを選択しました。
自動的にルートが計算され、地図上に表示されます。
これをプリントアウトすれば、オリジナルドライブマップのできあがり。
もっと細かく、散策ルートなどを設定することも可能です。
■プランニング3 昼食のレストランを探す■
今回の旅は、甲府からスタートして諏訪が最終的なゴールになります。
先に設定したルートを巡った後は、白州近くの巨石遺構を訪ねる予定ですが、ちょうどこのあたりでお昼になりそうなので、「周辺情報」を検索します。
マップルオンラインに登録されている物件情報が地図上にアイコンが、同時に左側のボックスに物件名が表示されます。
検索した物件から「白州・尾白の森名水公園べるが森のレストラン」を選択してみます。
物件に情報リンクがあったので、これを表示。
開いたサブウインドウには、より詳細な物件情報へのリンクもあります。
「いわな塩焼きセット」が良さそうなので、ここに決定。
■プランニング4 立ち寄り温泉を探す■
白州からは、さらにいくつかのポイントを見学して、諏訪神社のある諏訪湖方面へ北上する予定ですが、せっかく温泉場の諏訪を通るので、よさそうな立ち寄り温泉で汗を流すことにします。
「周辺情報」ボタンを押して、「温泉」を選ぶと、温泉アイコンと物件名が表示されました。
ここで目に付いたのは「まるみつ温泉 なごみの湯」。地元の百貨店の最上階にある温泉のようです。
詳細情報を表示すると、「諏訪の名物「まるみつ百貨店」の最上階にゴージャスな温泉ある。マッサージサロンや休み処も併設し、ショッピング・食事・リラクセーションが1か所でできる理想的な温泉」とのこと。
どうやら、地元の人が通う隠れた名所のようです。ということで、ここに寄ってみることに。
■プランニング5 宿を探す■
さて、諏訪にたどり着いたら、ここで一日目は終了。翌日は諏訪大社を中心に巡る予定ですので、ここで宿をとれば便利です。
「周辺情報」で宿を探すと、数件見つかりました。このうち、「国民宿舎ホテル山王閣」がリーズナブルな割に設備も良く、良さそうです。
宿の詳細情報を開くと、「諏訪大社秋宮境内にあって、展望も抜群」とのこと。
諏訪神社境内なら、今回の探索にうってつけなので、ここに決定。
さっそく予約を入れました。
■プランニング6 全ルートを設定■
プランニングのまとめとして、出発地から宿泊地までの全ルートを設定してみました。
全走行距離は124.2km、所要時間は3時間41分と計算されました。
途中、物件毎にじっくり見学しつつ、食事や立ち寄り湯も入れれば、一日の行程としてはちょうどいい感じです。
さて、次回は、このルートを巡り、巨石にまつわる不思議をレポートしてみましょう。
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