おかげさまで、聖地に関する調査や講演のご依頼をいただくことが多くなってきました。
調査に伺った土地では、調査が済んでお仕舞いではなく、それをきっかけにして様々な取り組みが生まれ、私も愛着を持って土地と長く関わるようになっています。
いろいろな土地に伺い、その場の歴史や文化、そしてゲニウス・ロキともいうべき独特の雰囲気と向かい合って、対話すること、さらに地元の方々とディスカッションし、ワークショップやツアーを行って、ともに土地に対する理解を深めていくこと、それが聖地観光研究所の基本的な仕事です。
さらに、そうした成果をもとに、様々な展開を行っています。
郷土史研究家の方々とはよりブラッシュアップして理解を深め、新しい知見に基づいた研究の道を開いています。
観光に携わる方々とは、土地に根ざした歴史や文化を新たな観点から見直すことで、より魅力的な観光コースや体験型ツーリズムを創出しています。
また、地場産業や特産品販売においては、生産者の方々が、その土地独自の個性が産み出している製品であると自覚し、製品に誇りを持ってお客様に薦めるようになり、また新製品開発のヒントともされています。
けして派手ではありませんが、じんわりとそんな動きが広まっていくお手伝いができることを私も誇りに思っています。
個々の土地で、バックボーンとなる歴史や文化は異なります。また、地質、地理的条件、それにともなう植生や動物相も異なります。
古の人たちは、そうした個々の土地の条件と向き合い、土地と人とが、穏やかに、そして美しく共生していく知恵を生み出し、それを聖域という装置に記憶させました。
そうした聖域に秘められた記憶を蘇らせるところから、土地の活性化がはじまると思います。
私自身、様々な土地を訪ねて、聖域に秘められた記憶と接したいと思っています。
掲載している調査プランに限らず、ご要望に合わせて伺いますので、お気軽にお問い合わせください!!
コメント