過去16回分の聖地学講座のバックナンバーの内容紹介を追加しました。
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【聖地学講座第111回】
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◯魂振りと呪物信仰
・魂振りの呪物
・水鳥と魂振り
・見る力と魂振り
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春といえば花見。毎年、各地の桜の名所では賑やかな宴が催されますが、この花見は、「魂振り(タマフリ)」という神聖な意味合いを持っていることをご存知でしょうか? 魂振りとは生命力や霊力を意味する「タマ」を振り動かして活力を与える呪術を意味します。古来、春に花見をしたり、初夏に新緑の燃え立つ山を見る「山見」をすることは、自然の生命力をもらっ
て「自分の生命力を躍動させる=魂を振り動かす」意味を持っていたのです。
【聖地学講座第110回】
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◯土地との縁……近況と2017年の予定
・黒瀬川が結ぶ土地
・富士北麓
・四国レイライン
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年が明けて、早くも20日近くが経ってしまいましたね。もう、みなさんいつもどおりの生活に戻り、仕事にも邁進されていることと思います。私も、昨年の後半から動きはじめた諸々のプロジェクトがいよいよ本格的な稼動状態に入り、気を引き締めて動き始めています。今回は、そんな私の近況とともに、今年の聖地観光研究所としての取り組みなどをご紹介したいと思います。
【聖地学講座第109回】
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◯石の信仰 その2
・魔除け石と神の石
・行道岩と巡り行道
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石に霊が宿るとか、石にそこであった出来事が記録されたり、石に触れた人の想いが保存されると、石の持つ力に人は畏敬の念を抱いてきました。本講座の86回でも「石の信仰」をテーマにして磐座と道祖神について考察しましたが、今回は「石の信仰」の第二弾として川原石などの身近にある石に聖性を認める例と、修験道の修行における特徴的な岩(石)の役割を考察します。
【聖地学講座第108回】
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◯冬至と太陽信仰 その3
・朝鳥明神
・三内丸山遺跡と真脇遺跡の木柱列
・ご来光を拝むということ
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太陽信仰の色合いの濃い聖地の中で、とくに冬至の日を意識した聖地を取り上げた3回目です。とても神秘的でマジカルな儀式が行われる岐阜県の山奥の社から、縄文時代に典型的なウッドサークルの例、そして正月の儀式として浸透している「ご来光」の本来の意味などを考察します。
【聖地学講座第107回】
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◯冬至と太陽信仰 その2
・古代エジプトの冬至と太陽信仰
・古代北南米の冬至と太陽信仰
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今回は、冬至を前に「冬至と太陽信仰」について触れてみたいと思います。この講座の第12回では、「冬至と太陽信仰」という同じタイトルで、クリスマスの元となった古代ヨーロッパの冬至祭と東洋の星供(ほしく)や朔旦冬至などを紹介しましたが、今回はエジプトと北南米の太陽信仰と冬至の位置づけを考察してみます。
【聖地学講座第106回】
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◯縄文の響きと日本人の自然観
・文字や言葉を超える「縄文の響き」
・日本人の自然観
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面白いことに、私の周りでは数年前から縄文時代の精神性に興味を持って、それをテーマにした作品を造る友人が増えています。最近になって、それは一つのムーヴメントとなって、広がってきているようです。縄文については、以前この講座でも『縄文の聖性』(第91回)という記事を書きましたが、今回は、縄文トークライブにちなんで、再度縄文に焦点を当て、縄文の聖性が今の日本人にどのように受け継がれているかを紹介してみたいと思います。
【聖地学講座第105回】
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◯二至を結ぶレイラインを基準とする街
・善通寺の向きと街の条里
・鯖江市の基本軸
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以前、香川県西部で聖地調査をした際に、この地方では夏至の日出と冬至の日入の方向を結ぶラインに寺社が並ぶケースが多く、また街道もその方向に沿って伸びていることに気づきました。それは、空海の出生地として有名な善通寺市でもっとも顕著で、善通寺市街の条里はこの二至のラインを基準に整備されているのです。
【聖地学講座第104回】
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◯江戸=東京の要の聖地 その2
・寛永寺、上野、靖国神社
・浅草的異界
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前回は、芝公園にある丸山古墳をメインに、江戸=東京の要といえる聖地のうち、皇居の南部から西部にある聖地をご紹介しました。今回は、皇居を挟んで反対の北部から東部の聖地についてご紹介しましょう。城南・城西の聖地が縄文時代からの祭祀遺跡の上にあり、江戸の支配階級にとって馴染みが深かったのに対して、城北・城東の聖地は庶民により近く、また体制にプロテストする勢力に密接に絡んでいました。位置的に対極にあるだけでなくその性質も対極的であるのが面白いところです。
【聖地学講座第103回】
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◯江戸=東京の要の聖地 その1
・江戸=東京の太陽信仰の中心「丸山古墳」
・ネクロポリスを結ぶレイライン
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江戸=東京はその中心である江戸城(皇居)が厳重に張り巡らされた結界で守られています。江戸を開府した徳川家康を祀った日光東照宮が北にあって、そこから日光二荒山の気を導いて江戸の繁栄を支えたといわれ、京都の鬼門封じである比叡山の構造をそのまま引き写した東叡山寛永寺を江戸城の鬼門に据えたり、大和朝廷に反旗を翻した東国武士の統領であった平将門を武家政権である徳川幕府の守護神とするために北斗七星の結界を築ているのです。
【聖地学講座第102回】
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◯東大寺という聖地
・僧形八幡神坐像
・良弁、行基、実忠、空海
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毎年3月2日に若狭の鵜ノ瀬で密教僧たちによって川に注ぎこまれた聖水は、10日後に奈良東大寺二月堂の若狭井に湧き出すとされ、これを汲んでご本尊の十一面観音に捧げられます。若狭の行事を「お水送り」と呼び、東大寺のほわうは「お水取り」と呼ばれます。このマジカルな儀式の意味と、この儀式の創始に関わった僧たちを見渡すと、不思議な聖地の仕組みが見えてきます。
【聖地学講座第101回】
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◯自然の猛威と聖地
・津波が避けた聖地
・風神雷神と祈雨の聖地
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福島県いわき市の聖地調査をしていて、3.11の大津波に飲み込まれずに済んだ神社をいくつか見ました。その中には、海岸線の最前列にあって、周囲は全て流されたのにそこだけ残ったものもありました。そこは古代から何度も津波に襲われて、一度も流失したことがないと伝えられています。古の人は自然現象の中に現代人が忘れてしまった何かのメッセージを読み取っていたのかもしれません。そんな事例のいくつかを紹介します。
【聖地学講座第100回】
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◯錬金術の世界
・化学と宗教の源流
・中国の錬金術
・インドの錬金術
・イスラムの錬金術
・西洋の錬金術
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古今東西、人は金に魅せられ、非金属から金を精製する「錬金術」を試してきました。しかし、金を精製することは叶わず、いつしか錬金術は、人の精神を崇高な段階に高め、死を超越する精神修養の術へと変化していきます。そんな錬金術の地域による違いと、それぞれの実践方法を解説します。
【聖地学講座第99回】
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◯本覚思想と内なる聖地
・本覚思想
・比叡山から発した鎌倉仏教
・内なる聖地へのアプローチ
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平安時代の密教中心の仏教から一転して、鎌倉時代には「新仏教=鎌倉仏教」と呼ばれる仏教が開花し、現代仏教の中心勢力となっていきます。その新仏教が天台宗から派生し、庶民救済の浄土信仰として成立し、広く庶民に受け入れられていく歴史を聖地学的な観点から辿っていきます。
【聖地学講座第98回】
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◯AIとアーカシックレコードと真言
・岩に記録されるアーカシックレコード
・真言にアクセするための即身成仏
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「シンギュラリティ」という言葉があります。「技術的特異点」と訳されますが、これはコンピュータの性能が今より遥かに向上し、人間が抱える様々な課題をすべてコンピュータ任せにして、人間自身は取り組まなくてもいいようになるポイントのことです。それが2045年頃に到来するとも予測されています。シンギュラリティは、いわばAIが実現する「アーカシックレコード」ともいえます。
【聖地学講座第97回】
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◯聖地と景観
・ドリームタイムとソングライン
・景観から意味を読み解くセンス
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アメリカインディアンやオーストラリアのアボリジニの世界観は、自然と人とは一体であり、人が物語を語るように、自然はその景観によって物語を語っていると考えていました。景観には、人間がこの世に登場する以前の神々の営みの時代がドリームタイムとして織り込まれ、それを辿るソングラインは、人に自然を活かす道を指し示していました。
【聖地学講座第96回】
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◯鹿島神宮の謎
・藤原・中臣氏の出自と鹿島神宮
・甕の信仰
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茨城県にある鹿島神宮は日本を代表する大社の一つですが、その構造や歴史には不可解な謎がたくさんあります。西を向いた参道、北向きの社殿、東向きのご神体、そして奈良・春日大社の本社でありながら、それには触れない不思議。また、巨石信仰の面影を強く残す奥宮は本殿とは別の信仰体系を持っているように見えます。そうした鹿島神宮に秘められた謎を一つ一つ検証していくと意外なものが見えてきます。
【聖地学講座第95回】
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◯聖地感覚
・聖地に惹かれるということ
・聖地コラボ
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人が聖地に惹かれるのは、そこが他とは異なる特別な場所だからに相違ありません。しかし、聖地が他の土地とどう違うのか、聖地には何があるのかという解釈は人それぞれ異なります。また、実際に聖地に足を運ぶときの目的も人によって異なるでしょう。聖地には人を癒やしたり安心させたりする力が宿っていると考える人がいます。また、聖地に行ってお参りすれば、ご利益が得られたり託宣のような啓示が得られると考えて出かける人もいるでしょう。一方、純粋に聖地に秘められたものが何であるのか知りたくて聖地に赴く人もいるでしょう。
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