昨日も、今日も、明日も、淡々と同じような日常を生きているように感じていても、つねに万物は変化していく。時々、予想もつかない出来事が降って湧くことで、自分が激しい変化の中に生きているということを思い出さされる。
年明けにある出来事があって、時間は刻々と過ぎ去り、その時間を取り戻すことはできないということを思い知らされた。
自分の人生を振り返ると、物事をあまり深刻に考えず、楽天的な生き方をしてきた。常識にとらわれずに、自由奔放、それでも明日はなんとかなるさといった生き方だ。ずっとそれでいいと思ってきた。でもそんな生き方はアリとキリギリスのキリギリスそのままで、たとえば、「老い」という現実に向き合わされたときに、何も準備してこなかったことを悔やむことになる。
「楽天的な気持ちで生きる」ということと「楽天的に生きる」ということが根本的に異なることを今さらながら感じた。
心騒がす今回の出来事は、無事、胸を撫で下ろす結末で済んだ。
すっきりした気持ちで、久しぶりに故郷の海と向き合ってみると、自分の原点に帰れたような気がした。
今回のことを良い機会として、「楽天的に生きる」生活はやめて、「楽天的な気持ちで生きる」生活に切り替えよう。まだ切り返しが可能だと信じて。
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