先週は四国の遍路を調べに行き、その足で香川県仁尾にあるフリークラウドに寄って、シーカヤックを漕いできた。
ぼくのシーカヤック初体験は2001年の岡山牛窓で、その後は、香川県の東さぬき市にあったアウトフィッター「野遊び屋」を拠点にして、瀬戸内の海に親しんだ。瀬戸内以外では西伊豆や葉山でも漕いだけれど、香川の海が圧倒的に多く、シーカヤックというと波の穏やかな瀬戸内で無人島に渡り、バーベキューをしてのんびり過ごす瀬戸内スタイルが定番となった。
あれから、じつに5年ぶり。野遊び屋のガイドだった小前ショージ君と光子さん夫妻が愛媛県との境に近い仁尾に開いた「フリークラウド」をベースにして、台風一過の海へサンセットを眺めに漕ぎだした。
初めのうちは台風の余波のうねりが少し入っていたが、沖へ進むうちにほとんど凪となって、鏡のような水面を進む。パドルを置いて漂いながら、暮れていく空を眺めていると、海ではなく宇宙空間に浮かんでいるような気がしてくる。そして、瀬戸内の海に帰ってきたという郷愁に包み込まれた。
フリークラウドのベースは、ほとんどプライベートビーチといっていい人知れない入江に面している。野遊び屋は入江を見下ろす岬の上にあったが、同じように周囲から心地よく孤立していた。
夜は、打ち寄せる波音を聞きながら、のんびりとバーベキューを楽しんだ。あまりの心地良さに、波打ち際で光る夜光虫を愛でようなんて言っていたことも忘れて、いつのまにか酔いつぶれていた。
ぼくのシーカヤック初体験は2001年の岡山牛窓で、その後は、香川県の東さぬき市にあったアウトフィッター「野遊び屋」を拠点にして、瀬戸内の海に親しんだ。瀬戸内以外では西伊豆や葉山でも漕いだけれど、香川の海が圧倒的に多く、シーカヤックというと波の穏やかな瀬戸内で無人島に渡り、バーベキューをしてのんびり過ごす瀬戸内スタイルが定番となった。
ところが、2008年に「野遊び屋」が突然幕を閉じることになってしまい(→野遊び屋ファイナル)、その後は、香川に行くことはあっても、ただ海を眺めて野遊び屋を思い出すばかりだった。
あれから、じつに5年ぶり。野遊び屋のガイドだった小前ショージ君と光子さん夫妻が愛媛県との境に近い仁尾に開いた「フリークラウド」をベースにして、台風一過の海へサンセットを眺めに漕ぎだした。
初めのうちは台風の余波のうねりが少し入っていたが、沖へ進むうちにほとんど凪となって、鏡のような水面を進む。パドルを置いて漂いながら、暮れていく空を眺めていると、海ではなく宇宙空間に浮かんでいるような気がしてくる。そして、瀬戸内の海に帰ってきたという郷愁に包み込まれた。
フリークラウドのベースは、ほとんどプライベートビーチといっていい人知れない入江に面している。野遊び屋は入江を見下ろす岬の上にあったが、同じように周囲から心地よく孤立していた。
夜は、打ち寄せる波音を聞きながら、のんびりとバーベキューを楽しんだ。あまりの心地良さに、波打ち際で光る夜光虫を愛でようなんて言っていたことも忘れて、いつのまにか酔いつぶれていた。
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