今回から導入したアプリ。実際の風景に合わせて方位角を知ることができ、さらに磁気計も一緒に表示されるので、とても便利
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レイラインハンター内田一成の「聖地学講座」
vol.18
2013年3月21日号
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◆今週のメニュー
1 伊豆東海岸フィールドワーク その1
・伊豆の国焼神話
・地質学的側面
・八幡宮来宮神社
2 お知らせ
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伊豆東海岸フィールドワーク
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3月も終盤となり、関東でもそろそろ桜が咲き始めてきました。先週は川沿いのカワヅザクラ並木で有名な伊豆の河津を訪ねましたが、その数日前の春の嵐ですっかり吹き飛び葉桜になっていました。
河津を訪ねたのは、伊豆急行沿線でレイラインハンティングの手法を用いて聖地に秘められた意味を探し出し、それを観光資源として活かすことが目的でした。と言っても、今回は予備調査のさらに予備の調査ともいったもので、伊豆という土地の性格をレイラインハンティングで大まかに掴むのが目的でした。
最近、地域振興プロジェクトに私のレイラインハンティングの手法が活かせないかという問い合わせをよくいただきます。
昔の人たちがある土地を聖別し、そこにランドマークを置き、さらに聖地のネットワークを築いたそのノウハウを現代的なアプローチで掘り起こしていくのがレイラインハンティングです。聖地やそのネットワークであるレイラインには、太古の人たちが自然と共生し、自然の力を十二分に活かして生活の基盤にしていた原理が隠されています。その内容は、個々の土地の性質によって異なるわけですが、レイラインハンティングの手法で、個々の土地に刻まれた太古の人たちの記号を読み解けば、それを観光資源を開発する際の指標とすることができます。そこから、土地の個性に合った、普遍的なモノやサービスを生み出していこうというわけです。
ただ「不思議なもの」として聖地やレイラインを見つめるだけでなく、それを現実の世界に活かすということが、そもそもレイラインハンティングというプロジェクトを始めた動機ですから、観光資源開発のためのサポートはまさに望むところです。
そんな例として、第15回と16回では、明日香でのツアー開発のためのフィールドワークを取り上げました。明日香は、古代の政治の舞台として様々な人間の希望や思惑が、古墳や都の構造として刻まれています。それを読み解くことで、正史には残されていない、あるいは暗号化されている別な歴史が見えてくる面白さがあります。伊豆は明日香とは全く違い、聖地やレイラインのベースとなっているものは、地学的、地理的な特性です。レイラインハンティングにおけるアプローチの方法も全く異なります。
明日香と伊豆では、ちょうどいい対比になりますので、伊豆のフィールドワークを取り上げようと思います。尚、伊豆に関しては、プロジェクトの進行に合わせ、具体的なツアーや商品開発が行われていくプロセスもレポートしていくつもりです。
**続きはメールマガジンで掲載**
http://www.mag2.com/m/0001549333.html
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