2013年は、チベット仏教のテキストに没頭しているうち、知らぬ間に明けた。
べつに自ら天邪鬼を気取りたいわけでもなく、ただ日々の生活を自分の思うままに淡々と送っているだけなのだけれど、それが年を追うごとに、世間様のペースから離れていってしまう。歳を取るに従って、昔ながらの伝統に沿って、盆や正月を故郷に帰って、ゆったりと過ごしたいという気持ちが強くなってきているのだけれど、実際には、内なる怠惰なのか若い頃からの反骨の残滓が妨害するのか、ますます世間の常識から乖離していってしまう。
そんなわけで、「あぁ、年も明けたのか」といった、無気力な年明けだったが、ともかく2013年という新しい年を迎えて、気持ちを新たにしていこうという気力だけは充実している。
そもそも、チベット仏教のテキストに向かっているのも、今年の夏に奥ラダックを訪問する予定が入り、そのための予備学習というわけで、年末から前向きになっていたというわけ。
春にサービスインする事業に関わる事になって、松が明けたらいきなり忙しくなるし、それと関連して奈良県の明日香でアスレチックと歴史文化探訪を合体させたようなイベントを開く予定も入っている。
いずれもずっと個人的に温めてきたテーマと合致する仕事で、今年は、ようやく長いトンネルを抜けて、明るいところで思い切り仕事が出来ると気概に満ちた気分だ。
2012年の終盤には、ゾンビのように自民党政権が復活して、社会は不穏な方向に傾斜し始めているけれど、国民を抑圧させるような政治をさせないためにも、元気を出していかなければいけないと思う。
時代は、その時代に生きる一人ひとりが作り出しているということを常に肝に銘じて、2013年は、徹底的に充実した年にしたいと思う。
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