明け方、夢を見た。
広い雪原でブリザードに遭い、雪洞を掘ることもできず、ツエルトを被ってなんとかやりすごそうとするのだが、 そのツエルトを飛ばされてしまう。
するとたちまち体温を奪われて、動けなくなってしまう。
はじめは、叩きつけてくる雪片に痛みを感じていたのだが、その感覚もなくなって、妙に暖かくなってくる。
そして、音も聞こえなくなり、自分は雪の中に倒れているのではなく、雲の上に乗っているんだという気がしてくる。
とても心地よくて、とても眠くて……。
「あぁ、凍死って、こんなに気持ち良かったんだ」
口を動かすこともできず、そんなことを心の中で声にしたら、その瞬間に目が覚めた。
しかし、あんなに安らかで、心地いいのなら、本当に凍死してもいいなと思ってしまった(笑)
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