最近、人の視線がとても気になる。といっても、自分がどう見られているかということではなく、人は、 普段何をみているのかということ。
たとえば、人と一対一で向き合って話していても、相手の目を真っ直ぐ見つめ続けて話をしているわけではない。 視線はけっこう夢遊病のように彷徨っている。
そんなことを意識しだしてから、自分の視線の動かし方に、ある『傾向』があるのに気づいた。人と話をしているとき、 漠然とアイデアを出そうとするときは左上の遠くのほうに視線を投げる。 ロジカルなことを考えるときは右下の比較的近いところを見ることが多いのだ。 それが右脳と左脳の機能的な違いによるものなのかどうかはわからないが、人の視線に注意していても、 やはり同じような傾向が見られる気がする。
さらに、相対で話をしていて、話題に興味がないか、こちらに対してあまり興味を持っていない場合は(逆もそうだけれど)、 相手の背後に何か具体的な対象を見つけて、そこにフォーカスされる時間が長くなる。
「目は口ほどにものを言う」というけれど、話とともに相手の視線をずっと追いかけてみると、たしかに饒舌に語っているのがわかる。
そんな目力のようなものを分析して類型化しようかとも思い始めた。
コメント