昨夜は、神宮前のスペシャライズドコンセプトストアで行われた丹羽隆志さんのトークショーを聴きに行った。
以前、この会場の近くに仕事場があったので、懐かしい界隈。外苑西通りと原宿駅へ向かう通りの交差点に当たるこの場所は、 最先端のテナントがアンテナショップを置くことで有名だが、今年の5月から、目立つガラス張りのビルの1、2階が、 バイクメーカーのスペシャライズドのショップとなっている。
その2階のパーツコーナーの一角で、丹羽さんのトークショーが開催された。
丹羽さんとは、16年前に初めて会って、その後、国内外でバイクツアーを企画したり、 バイク関連の書籍を出版されたりして活躍されていたのは知っていたが(**バイクといっても、原動機で走るモーターサイクルではなく、 自転車のほう。煩わしいけれど、本来、"Bike"といえば自転車を差し、原動機付のものは"Motorcycle"。これからは、 このコラムではこの呼び方で統一していこうと思う)、ずっと顔を合わせる機会がなかった。
それが、昨年、今はなくなってしまった某プロジェクトでお互いアウトドアのナビゲーターとして仕事をすることになり、 再会を果たした。
1986年に初めてチベットを訪ねて、その自然とそこに暮らす人たちに魅せられた丹羽さんは、毎年、自分でチベットに通い、 数年前からは、熟知したこの場所でツアーをアテンドしている。
今回は、そんなチベットツアーの概要とともに、 近年力を入れている東京シティライドや日本の里山ツアーの様子をスライドを使って説明しながら、 バイクで土地の雰囲気や人と触れあう楽しさを彼らしい人なつこい笑顔で語ってくれた。
一昨日のコラムでもバイクのことに触れたが、 もともとバイクが好きで、ロードやMTB、フォールディングバイクに乗っていたこともあった。今は、 古いMTBをインチキ改造した怪しげなクロスバイクがもっぱらの足だが、またまともなバイクを手に入れて、遠出したり、 里山を走ったりしようと考えている。
そこで、個人的には、いろいろ話を聞いていたけれど、今回はトークショーでスライドも交えながら紹介してくれるというので、 足を運んでみたわけだ。
彼が紹介する写真は、どれもすばらしく美しくて、楽しそうで、東京の路地裏を巡るツアーから、チベットやペルーのツアーまで、 どれも参加したくなってくる。
なにより、丹羽隆志というキャラクターが、とても自然体で、 バイクをあくまでも旅やアクティビティの道具と割り切っているそのスタンスにとても共感できる。彼のツアーの参加者は、 ビギナーからベテランライダーまでとても幅広く、しかもリピーターが多いというのも納得できる。
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