昨日の夜は"インディ・ジョーンズ"の最新版を観た。予告編では、これまでのストーリーをなぞるような見せ方をしていたが、 インディ・ジョーンズファンには、懐かしいあれやこれやが登場し、還暦を迎えたインディに跡継ぎができたりして、 ハリソンフォードのシリーズの総括のような作品で、なかなか楽しめた。
原作にあるのかどうか知らないが(普通は、映画作品を観ると原作を読みたくなるのだが、 このシリーズはあえて原作を読んで映像イメージを卑小化したくないと思ってしまう=笑)、ロズウェルやらエリア51やら、 矢追フリークが興奮しそうなネタが出てくる。できれば、今まで通り、あくまでも『地球』の『この世』で話を進めて欲しかった。
でも、荒唐無稽さを押し広げたおかげで、CGのほうは『古代人が持ちえた技術』という制約を取っ払って、『何でもあり』 の世界を創造していて、これはとても見ごたえがあった。
ぼくもかつてゲーム会社でCGにどっぷり浸かって仕事をしていたことがあるので、インディ・ジョーンズのCGクリエイターたちが、 制約のなくなった世界で、思う存分楽しんでいるのが、我がことのように感じられた。
そして、また、自分がイメージした世界をCGを使って作り出し、いろんなインターフェースで、 その世界に介入していくコンテンツを作りたいという欲求が、またムラムラと湧き上がってきた。
そんなことがあって、一夜明けた今日、ゲームメーカー時代から時々一緒に仕事をしているCG制作会社で、 ある新しいツールのデモを見せてもらった。
なんだか、極上の料理と酒を一瞬にして一年分も飲み込んでしまったような満腹感というか飽食感というか、 恐ろしくイマジネーションを刺激される体験で、しばし言葉を失ってしまった。
「これを観たら、内田さんなら刺激を受けると思ったんだよね。どう、このツールを使って、一緒に仕事しません?」
昨夜の圧倒的なCGを思い出しつつ、二つ返事で、プロジェクト参加を表明したのは、いうまでもない。
>Ryuさん
コメントありがとうございます!!
ストーリー的な荒唐無稽さは、今回のはさすがに???でしたが、その分、壮大なCGを見せてもらって、まあ、トレードオフだなと感じました(笑)
ディテールでの楽しませ方や、登場人物への感情移入のさせ方は、さすがですね。とても楽しみました。
今日は、単にデモを見せてもらうだけのつもりで出かけていったのですが、もう、かなりビジネスが具体的になっていて驚きました。
新技術のキックオフから付き合うのは、なかなか刺激的です。
Ryuさんがルーティンの堅実な仕事とアウトドアをバランスよくライフスタイルにされはじめたように、ぼくもこのプロジェクトを一つのルーティンとして、アウトドアのほうではもっと自由にしなやかにいろいろやっていきたいと思います。
投稿情報: uchida | 2008/07/09 19:37
僕が観たときは、まだ日本では公開されていなかったので自分のブログでは触れなかったんですが、僕も同じく「地球上で話をまとめて欲しかったな」というのが、唯一残念な点でした。
でも映画の出来自体はすごくよかったですね。
内田さんの新プロジェクトも楽しみです。
投稿情報: Ryu | 2008/07/09 18:51