**非常に見やすい位置にセットできたGARMIN zumo550。メーターの視認性を妨げず、 これまで使うことをあきらめていたタンクバッグが使えるようになった**
昨年から愛車のR1200GSADVENTUREに装備して使っている"GARMIN zumo550 (ガーミン ズモ 550)"。当初は、自由度の効くRAMマウントとTOURATECHマウントを併用してハンドルまわりに固定していたのだが、 zumoは単体重量が重くて、ハンドルに伝わる振動で結構揺れることや、大型画面が視野の横のほうにあることが気になったりして、 TOURATECHの純正ハンドルクランプブラケットで、メーター類の下側に位置するような形でセットした。
これによって、振動で筐体が震えることもなく、メーター周りの視認性を妨げることもなくなったのは良かったのだが、今度は、 タンクバッグと干渉して、タンクバッグを装着できなくなってしまった。
まあ、zumoがあるから、地図を取り出しやすいタンクバッグに収納する必要もないし、これでいいかと妥協していたのだが、 ちょっと街乗りしたりする際には、タンクバックが使えないのはどうにも不自由だ。
そんな悩みを抱えているところに、 ADVENTUREの大型カウル取り付けステーを利用したGPSマウントアダプターが発売されたので、さっそく試してみた。
これは、メーター周りの上にに取り付けるスタイルで、 ちょうどラリーマシンのマップホルダーを取り付けるあたりに位置するようになる。
これならメーター周りの視認性を妨げず、しかも視線移動がミニマムで地図の確認ができるので、 安全性も今までのマウント方法より高い。なによりうれしいのは、これでタンクバッグを心おきなく使えるようになったことだ。
zumo本体のほうには、オリジナルPOIやルートデータ、それに最新のオービスデータ等々を収納し、 どんどんオリジナル度合いが高くなっている。
この夏からは、ずっと中断していた「レイラインハンティング」も再開する予定で、 そちらの主力マシンは、最近発売された"GARMIN Colorado300 (ガーミン コロラド300)"を使う予定だ。
**今まで専用ブラケットで装着していた位置。 視認性は問題ないのだが、 タンクバッグが使えなくなってしまった**
**新発売のブラケットで、 カウルステーに装着。この位置は、ラリーでマップケースを装着する部分で、 視線を逸らすことなく位置が確認できるので、安全性も高い**
**Touratechは、 BMW純正パーツのOEMも行っているメーカーなので、 非常にフィッティングの相性が良い。ちなみに、写真のzumoは、乱反射防止のために、 オリジナルモデルがシルバーキャップなのに対してブラックキャップに換装してある**
■関連リンク■
『冬の信州でzumo(ズモ)』 ……RAMマウント装着例オペレーション案内
『zumo(ズモ)用カスタムキャップでモディファイ』
外側のモディファイだけでなく、ずっとほったらかしだったソフトウェアのモディファイも敢行した。
1.ファームウェアのアップデート
GARMINのGPSは(デジタルデバイスのほとんどはといったほうがいいかもしれないが)、初期ロットではかなりのバグがある。それをファームウェアのアップデートによってカバーしているので、ほんとうはこまめにチェックしてアップデートしたほうがいい。
時には、それまでなかった機能が付加されていて、同じ筐体なのに、性能が全然違うといったこともある。
ただし、HONDAのギャザズMやBMWモデルは、zumo550をベースにしていてもファームウェアの仕様が違うので、GARMINのアップデータは使えない(使える可能性もあるけれど、それで機器が故障してもケアの大将にはならないので注意!!)。
2.オービスデータ更新
…こちらも最新のオービスデータに更新した。
3.カスタムPOIのインストール
…この夏のツーリングマップル取材に備えて、POIを更新。これは、自分で蓄積したもの。eTrexやらMAP60やら、それぞれでPOIが分散していたので、マップソースを使って統合した。
徐々にツーリングデータもPOIだけでなく、ルートデータとして蓄積しているので、折をみて公開したいと思っている。
POIに関しては、アメリカでは、各種アクティビティごとのコミュニティができていて、そこで個人が蓄積したPOIを公開したり交換したりされているが、そんなPOIやルート交換コミュニティを日本でも立ち上げてみたい。
投稿情報: uchida | 2008/06/17 09:52