待望のGARMIN次世代ハンディGPS"GARMIN Colorado300"が発売になった。
日本語版GPSとしては、登場から3年が経過するMAP60系(60CSxは最新の回路とmicroSD仕様で昨年のリリースだが、 筐体はずっと同じ)とコンパクトサイズが好評のeTrexCシリーズのちょうど中間的なサイズで、画面は大型で見やすくなっている。
ぼくが初めてGPSと接したのは、もう15年以上も前のSONY製のもので、当時は大型の弁当箱くらいのサイズで、 まだGPS衛星のスクランブルが解除されていなくて誤差は300~400mもあった。でも、地球上のどこにいても、自分の位置が「ほぼ」 わかることが感動だった。
その後、スクランブル解除とともに、eTrexを手にして、これは、地図表示機能なかったが、その正確さに驚かされたものだった。
そして、日本版としては初めて実用的な地図が搭載された"eTrexVista日本版"では、 ぼくのライフワークとしているレイラインハンティングの秘密兵器として、日本中のスポットをプロットしたり、 遺跡や史跡の向きをこいつで検証して、独自の地図を作り上げた。
その後、オートバイと自転車のナビゲーションでは"GPS-V日本版"を使い、それが"StreetPiolot2610日本版"、 昨年からは"zumo550日本版"へ。ハンディ機のほうは、"MAP60C日本版"、"eTrexC-Vista日本版"、 "MAP60CSx日本版"と使い続けてきた。
実用的なeTrexが登場してから、わずか7、8年のうちに、WAASやMSASなどの天頂衛星による補正でDGPS機能まで持ち、 受信回路とアンテナの進化によって、深い谷筋やビルの谷間などでも確実に補足できるようになり、ナビゲーション機能が付き、 さらにカラー化され、詳細な地形図の搭載も可能となり……等々、信じられないくらい高機能になって、まさに隔日の感がある。
そして登場したGARMIN Colorado300 (ガーミンコロラド300)は、 「ロックンローラーホイール」という使いやすいインターフェースを備え、リアルな3D表示、 さらにはコロラドどうし無線でデータをやりとりできるワイヤレス通信機能を搭載するなど、ますます進化している。
今では携帯電話でもGPSを搭載しているモデルがごく普通になったが、耐久性、堅牢性、受信感度、そして扱いやすさや電池寿命等々、 まだまだ専用ハンディGPSには追いつくレベルにまでは達していない。
2001年にGPS衛星のスクランブルが解除されたときに、「ホントに軍はスクランブルを解除したんだろうか」と、 疑念を持ったGPSユーザーたちが、自分たちで「宝物」を埋めて、その緯度経度を掲示板に記して、 他のユーザーが探しに行くというGeocaching(ジオキャッシング)というゲームを始めた。
そのGeocachingは、今や世界的なムーヴメントとなり、GarminのGPSには、「宝物」 =Geocacheのポイントを格納し、示すメニューが搭載されるようになった。
GARMIN Colorado300 (ガーミンコロラド300)は、 ハートレートモニターと連動して、運動中の心拍数をモニタして、それをログに残したり、 自転車に取り付けるケイデンスセンサーのデータをピックアップして表示したり、そのログを貯めて、 トレーニングやコースのデータと照合することも可能になっている。
また、水深1mの水の中でも浸水しないIPX7防水仕様となっているので、 マリンスポーツや雨を直接受けるバイクツーリングでも安心して使える。
ドライブ用のナビゲーターとして、登山、自転車、シーカヤック、バイクツーリング、 そしてレイラインやジオキャッシングのツールとして……自分のニーズを全て満たすマシンとして、 これはぜひとも押さえておかなければ(笑)
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