24歳8ヶ月という若さで、この世を去った立原道造。
詩人として、その名は知っていたけれど、建築家としても将来を嘱望されていた人だとは知らなかった。じつは、東大の建築学科を出て、 建築家としての仕事をしていたということだから、詩人のほうが「余業」だったともいえる。
そんな立原道造が23歳のときに、自分が一人で住んで、仕事をするために設計したのが、さいたま市にある見沼池のほとりに建つ 「ヒアシンスハウス」だ。
これは、彼が書いた設計図を元に、2003年に、見沼池の畔に建てられたもの。建坪5坪と、家というよりは小屋といった大きさだが、 中はとても機能的で、一人で暮らすには、必要十分な広さだ。
来年かもしくは再来年には、東京を離れて、田舎暮らしをはじめようと思っているのだが、当初は、 これくらいの住処から始めてみるのもいいかとも思う。あるいは、母屋とは別に書斎や仕事場として、 ゲストハウスとしてこんな家があったら良さそうだと思う。
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