**今回のフェスティバルの会場となるクチャに到着。
とりあえずクチャ飯店にて昼食**
天山山脈、タクラマカン砂漠、コンロン山脈、パミール高原を抱え、 シルクロードの核心部として名高い新疆ウイグル自治区で開催される「第四回新疆国際旅行祭」に招かれて、現在、 クチャという町に滞在している。
25日の早朝に成田を出て、ソウルでトランジット、北京に午後に到着し、フライトの遅れなどがあって、 新疆の首府であるウルムチに26日の2時(現地時間=日本-1時間)に到着。
少し仮眠した後、ウルムチを8時に出発して、マイクロバスに揺られること12時間、タクラマカン砂漠の北縁にあるクチャに到着した。
20年前にここを訪れたときは、北京からウルムチへ飛ぶ便が週に二便しかなく、新疆入りするまでに一週間近くかかったから、朝、 成田を出て、その日のうちにウルムチにつけるというのは、まさに夢のようだ(強行軍でかなりグロッキー気味だが=笑)。
今回の国際旅行祭は中国内外から旅行関係者、ジャーナリストなどが200名近く集まる予定で、 マイクロバス20台あまりに分乗して大コンボイで移動する。
今日の午後にクチャに集合して、正式にフェスティバルが開会するわけだが、ぼくたちは先行して、 ウルムチからその取材車両に乗り込んで移動した。
ウルムチは天山山脈の北側、ステップ地帯にある。早朝出発して、天山山脈を越え、タクラマカン砂漠の北縁に出て、西へと移動。 新疆の古都、クチャに到着した。
かつては、このクチャに着くまでに懸崖に挟まれた狭路を4輪駆動のクルマで激しく揺られながら何日もかかって着いたのだが、今では、 途中の新疆第二の都市、コルラまでハイウェイが通り、ハイスピードで結ぶことが可能となった。
新疆は改革開放政策の「西部大開発」を旗印に大発展を遂げ、ウルムチやコルラは、見違えるような大都市となった。 クチャも日本で言えば「小京都」といったような趣のこじんまりしたオアシスだったものが、近隣の油田開発などを背景に、 大都市に変貌している。
20年ぶりに訪れたぼくは、新疆の変貌振りにやや戸惑いながら、でも、民族衣装姿の人が行きかう通りや、街道を行くロバ車、そして、 何より、日本では味わえないダイナミックな自然に懐かしさを感じている。
これから、ネット環境があるところから、このフェスティバルの模様を随時お伝えしていくので、どうぞお楽しみに。
**新疆の首府ウルムチ。
「離海最遠的城市」、海から最も遠い町とも呼ばれる、ユーラシア大陸ど真ん中にある都市**
**市内からハイウェイに乗って南下する。
かつての難所であった天山越えもあっという間**
**タクラマカン砂漠北縁に出る。
このルートは「天山南路」。かつて玄奘三蔵も辿ったルートだ**
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