「地図」というと、方位や面積を正確に表現したものというイメージがありますが、最近、 様々な事象をわかりやすく表現するためのツールとして用いられることが多くなってきました。
下の写真は、世界地図を野菜の輸出入量という観点から、統計データをベースに地図の面積を変形して表現したものです。 「野菜の輸出量」では、日本は微かな糸のような形になってしまいますが、逆に輸入量では肥大した形になっています。
地図上に様々なデータを載せて表現する方法をGIS(Geographic Information System)と呼びますが、 この統計データを元にした地図表現の方法、「エリアカルトグラム」も一種のGISといえます。
この統計データは欧米の研究者が中心となって研究を進めている"Worldmapper"というサイトで公開されています。 「人口」や「女性の教育」、「移民」、「観光客」等々、様々な観点から表現された地図が公開されています。
秋の夜長に私たちの地球の様々な姿を見つめてみるのもいいかもしれません。
■Worldmapper
http://www.sasi.group.shef.ac.uk/worldmapper/index.html
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