前回のエントリーで、日の出のラ イブ写真だけをアップしましたが、いったい何のことだろうと思われたかと思います。
これは秋分の太陽で(実際の秋分の日は9月23日でしたが、正確に昼と夜の長さが同じになるのは27日でした。 写真はその一日遅れの28日の太陽です)、千葉県の外房、上総一ノ宮の海岸から、太平洋に上った瞬間の太陽をとらえたものです。
この上総一ノ宮には「玉前神社」という古い創建の神社があります。この神社は東に参道が向いていて、秋分と春分の日に登った朝日は、 この参道を真っ直ぐ進んできて、東にある一の鳥居を潜り、さらに二の鳥居を潜って、真西へと進んでいきます。
玉前神社の二つの鳥居が朝日に結ばれる写真が二枚目のものですが、まさに、「インディジョーンズ」 の宝を指し示す光の光景と同じものがここで展開されるわけです。
そして、この太陽の光は、西へと進んでいきながら、神奈川県の寒川神社、富士山、七面山、琵琶湖に浮かぶ竹生島、宮津の元伊勢、 大山と結んで出雲大社に到達します。通称「御来光の道」と呼ばれるこのラインには、不思議なことに名だたる「聖地」が連なっているのです。 このラインを細かくみていくと、さらにたくさんの神社仏閣、遺跡が並んでいることがわかります。
あまり知られていませんが、冬至や夏至、春分、秋分を意識した配置になっている神社仏閣、遺跡はたくさんあります。
そこでは、今でも人知れず、インディジョーンズの一場面と同じ劇的なシーンが繰り返されているのです。
たまに早起きして、そんな場所を訪ね、不思議な光景を目撃してみるのも楽しいものです。また、早起きが苦手という人なら、 一年の節目に当たる日の夕日を様々なランドマークから眺めてみても、同じように劇的なシーンに遭遇することができるかもしれません。
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