**突然の豪雨に広葉樹の下に緊急避難**
**鳴石周辺は、不思議なことに雨がとても多い**
八ヶ岳周辺の巨石と名水巡りをした週末ですが、 ずっと天気が良かったのに、諏訪と小諸を結ぶ街道の途中にある「鳴石」では、豪雨に見舞われました。
周囲は夏の太陽が照りつける天気なのに、 この鳴石の上空だけは厚い雨雲が垂れ込めていて、篠突く雨が降っています。
ここは、古代の人たちが祭祀を行った場所で、 上下二つに分かれたちょうどハンバーガーのような形の石が祭られてます。
これが「鳴石」で、この石が響きを立てると、 ここから雲がわき上がって雨を降らせると伝えられていました。
地形的に、雲が集まりやすい場所であり、 また上昇気流も発生しやすい場所のため、雨が降りやすい特異な条件がそろっているのでしょう。もしかすると、気圧の変化によって、 本当に二枚に分かれた岩が響きをたてたのかも知れません。
気象衛星も天気図もなかった昔の人たちは、その土地に固有の 「天気俚諺」を持っていて、それで天候変化を読んでいました。
漁師が古来から風を読んで、 天気の変化を予測するのも同じことかもしれません。
蓼科牧場名物のソフトクリームを味わうついでに、 鳴石まで足を伸ばして、古代の人たちと同じように、岩の響きに耳を傾けてみるのも面白いですよ。もちろん、鳴石が響きはじめたら、 一目散に退散です(笑)
今回の取材車両:BMW R 1200 GS Adventure
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