年が明けてから次々と新しいプロジェクトが始まり、目まぐるしい日々を過ごしている。
忙しさにもいろいろあるが、生来の「いたずら心」を刺激する新しい取り組みが重なって忙しいのはなかなか快感で、ついついワーカホリックに陥っている。
といっても、「辛い仕事」をこなしているといった感覚ではないから、Workaholicというよりはludusaholicとでも言ったほうが適切かもしれない。
心地良く仕事を遊んでいられるときというのは不思議なもので、他の仕事やら仲間やらを引き寄せやすくなっている。また、仕事をこなす中で新しいアイデアや別々の仕事をコラボレーションさせるアイデアなどが次々湧いてくる。
そんな中、いくつも印象的な再会があった。
まずは、仕事そのもののことだが、二輪雑誌で「GOGGLE」という媒体があるのだが、ぼくは20数年前、駆け出しのライター時代に仕事をさせてもらい、その後ずっといろいろな事情があって関わりがなくなっていた。それが、図らずもそのGOGGLE誌の編集に関わることになって、今度は、企画を練り、仕事を発注する側となった。
そんなGOGGLE誌の新しいパートナーとなるプロダクションの社長を編集長から紹介されてびっくり。ちょうど、二年前に某メーカーの新車発表会の宿泊先ホテルで同室になって、一晩で意気投合したNさんだった。
Nさんの奥さんが編集長の大学のサークルの後輩で、四輪雑誌の編集をずっとされていた人で、編集長はその奥さんを通してプロダクションの社長のNさんと知り合った。そして、二人はちょうどぼくがNさんと出合ったときのように意気投合して、GOGGLE誌のリニューアルにNさんが携わることになったというわけだ。
編集長から、プロダクションの名前と「Nさん」という名前が何度も出ていたのだが、ぼくが知っているNさんとはまったく結びついていなかった。
同じモータースポーツのメディアに関わっていたとはいっても、Nさんは四輪がメインだし、ぼくのほうはほとんど趣味的に二輪雑誌で遊んでいただけなので、その後は接点がなかったこともある。
そんな風に、かつて意気投合して「いつか一緒に仕事しようね」と話した人と再会して実際仕事になるという流れは、じつはぼくの中ではプロジェクト成功の一つの法則になっている。 もう一つ関わっているWEBサービスのプロジェクトでは、その内容がGOGGLE誌でNさんと一緒に取り組む企画にうまくリンクしそうなので、WEB サービスプロジェクトの担当者にもNさんを引き合わせることになった。
すると、ちょうどNさんのプロダクションが持っているスキルと人材がそこの別のプロジェクトにマッチすることがわかって、仕事を仲介することになった。
ほかにも同様の連鎖反応がどんどん起こっている。
面白いことに、GOGGLE編集部に席ができたと思ったら、WEBプロジェクトのほうでも席を用意してくれて、おまけにこれまた別のプロジェクトでもその主管会社から「席を用意するので来てくれ」と打診があった。
問題は、体が一つしかないことだ……。
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