日本橋に特設されている「日本橋HD DVDプラネタリ ウム」で「宇宙へのパスポート」、「星空の贈りもの」を観てきました。
プラネタリウムクリエイターの大平貴之氏が開発した世界最高の投影星数410万個を誇る「メガスター2」の星の映像をベースに、 バーチャル宇宙旅行が展開する「宇宙へのパスポート」、世界中の四季の風景とともに、その瞬間の星空を投影する「星空のパスポート」、 いずれも宇宙の奥行きをしっかり感じさせる映像が迫力です。
宇宙へのパスポートでは、地球を飛び立った宇宙船が太陽系を離れ、太陽系が属する銀河を遠望し、 さらにその銀河が属する銀河団を見渡し、さらに銀河団が含まれる世界を俯瞰する100億光年彼方の宇宙へと、リアルな映像で、 ぐんぐん飛翔?していきます。
ミクロからマクロへ、想像もできない宇宙の広がりを体感しながら、そこに存在する我々、「生命」とはなにかを、「宇宙連詩」 が語っていきます。
星空の贈りものでは、南の島の浜辺の夕暮れから始まった光景が北国のオーロラへと飛び、さらに無数の流星雨が天空を埋め尽くし…… 地球と宇宙のシンフォニーともいえる光景が天界されていきます。
壮大な宇宙の広がりを前に、なんて人間なんてちっぽけなんだろうと思うと同時に、だからこそ、こうして「生」 を受けたことが奇跡なんだと思え、宇宙の中の小さな小さな星であるこの地球の存在もまた奇跡であり、 だからこそ大切にしていかなければいけないと思い知らされます。
でも、素晴らしい星空体験をして、いちばん強く思ったのは、自然の中で「生」の星空を観たいということでした。 南アルプスを臨む峠でキャンプしながら見上げた星空、霧ヶ峰の峠から眺めた地上の街明かりと星空の対比、 ブリザード吹き荒れる真冬の赤城大沼の湖岸に立って観た一瞬の星空……プラネタリウムで宇宙の大きさを勉強した後は、やっぱり、 本物の星空を眺めに行きたいですね。
今月末からシルクロードを巡ってくる予定ですが、タクラマカン砂漠のど真ん中で眺める星空は、いったいどんなものでしょうか……。
■日本橋HD
DVDプラネタリウム■
*今回紹介したプログラムは、今月一杯で終了します。
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