昨日は六本木でMCプランニングの薄羽美江さんとお会いして、楽しくお話しさせていただいた。薄羽さんは、 ビジネスの世界では名だたる一流企業の販売フロントラインに関するコンサルティングで有名だが、一方、 orb(オーブ)と呼ばれる写真に映る不思議な光に魅せられて、orbを探求するプロジェクトも運営されている。
昨年末に、薄羽さんが六本木のアカデミーヒルズでordプロジェクトのセミナーを開かれて、それに出席したのがご縁の始まりだった。
セミナーの数日前、初めて会った人が、急に「私、写真を撮るとorbが映るんですよ」なんて話をされて、 その場でデジカメを取り出して写真を撮ると、肉眼では何も見えないカフェの中にぽかりと光る玉が浮かんでいた。そんなことがあって、 すぐにヒルズのイベントでorbのセミナーが開かれことを知り、そのシンクロニシティに驚きながら参加したのだった。
セミナーの後、幾度かメールをやりとりさせていただくなかで、ぼくのレイラインハンティングの活動ともシンクロしたりして、 昨日は初めてお会いしたのに、なぜかずっと以前からの知り合いのような気がした。
薄羽さんは、旧正月に当たるこの26日に伊勢神宮を参拝されたとのことで、その記念の神饌をいただいた。
思想やイデオロギーといった生々しい意識で共感するのではなく、神社などの聖地やorbといった「淡い」、あるいは「雰囲気」 といえるようなものに同じような感覚を抱く……それはとてもフラジャイルだけれど、フラジャイルであるからこそ、 根源的で揺るぎのないもののような気がする。
イデオロギーやロジックで結ばれた人間関係は、些細なことで齟齬が生じて離反という結末を迎えやすい。そうした関係よりも、 フラジャイルで根源的な関係が結び直されているのは、まさに時代が変わったことを明示しているような気がする。
お裾分けの神饌を味わいながら、濃密だけれどフラジャイルな精気が漂う伊勢の森の風景を思い浮かべた。
コメント