先週末の土日、ぼくが主催している「アウトドアベーシックテクニック」と四国のアウトフィッター 「野遊び屋」 ジョイントの北八ヶ岳スノーシューツアーを開催しました。
ちょうど、日本にスノーシューが本格的に紹介され始めた2002年に第一回を開き、それから毎年、今の時期に開いています。 一度参加したメンバーは、すっかりスノーシューが病みつきになり、毎年のリピーターが多く、新年会も兼ねた形になっています。
今年は暖冬で、各地の雪不足が伝えられる中、北八ヶ岳は例年にない積雪で、パウダースノーに埋まった樹林帯の中は、 まさにスノーシュー天国でした。
初日は、メルヘン街道(R299)を茅野側から麦草峠方面に登っていき、途中のゲートで車を置いて、そこからスノーシュー開始。 カラマツの林は霧氷のように雪が着いて、幻想的な雰囲気です。
スノーシューのいいところは、スキーだと切り返しが大変で、枝などに引っかけやすいこういう場所に躊躇なく入っていけるところ。 夏場ではブッシュが酷くてとても踏み込めないこうした樹林の中は、冬は動物たちの楽園で、そこら中に鹿や狸、テン、 ウサギなどの足跡や樹皮を食べた跡があります。
しっとりと落ち着いた森は、まさに森閑として、立ち止まると、無音の宇宙を漂っているような気分になります。
初日は、この北八ヶ岳の斜面で散々遊び、雪の中でランチを楽しみました。
二日目は、原村にある定宿の「ペンション セコイア」を起点に、周辺の森を散策。 こちらは前日の場所より標高が低いせいもあって、さらに動物の足跡がたくさんあります。あまりにも多いので、 アニマルトラッキング用に図鑑でも欲しいところ。
樹林を抜けて雪原に出ると、青空の下、八ヶ岳が全景を披露してくれました。
誰でも、履いた瞬間に雪と友達になれるスノーシューイング。ぜひ、この冬のうちに、一度はお試しください!!
ちなみに、2月下旬に白馬でファミリー向けのスノーシューイングツアーも計画しています(詳細は、またこの場でお知らせします)。
**R299麦草峠下のゲートに車を置いてツアー出発**
**霧氷のように雪のついたカラマツが美しい。斜面の雪を踏み固めて、 ランチの準備**
**今年は木の実が少なかったせいか、アニマルトラッキング(動物の痕跡)がとても多い。 右はヌタ場**
**小回りの効くスノーシューは、どんなところでも行けるし、 遊び場に変えてしまう**
**今回使用したのはMSRの「デナリ」。急斜面の登降もこなすマウンテンモデル**
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