今朝は、ふと思い立って、スケジュール帳に今年の二十四節気と七十二侯を書き写した。書き写していて、今日が七十二侯の 「みみず出ずる」であることに気づいた。そして、先日訪ねた徳島の浜田さんが、「イトミミズがね、 土壌を軟らかくサラサラにして空気や水がいきわたりやすくしてくれるんですよ」と言っていたのを思い出した。
あの徳島の鶴を呼ぶお米の田んぼでは、イトミミズが活躍しているだろうか。
その後、原稿を一本書いて、いくつか企画の素案を作り、疲れたので散歩に出掛けた。
ぼくは今、さいたま市の北区、大宮駅から高崎線で一つ北の駅の近くに住んでいるが、ここに越してきてから1年あまり、 付近をまったく探索していなかった。
すでに盛夏といってもいいような今年いちばんの暑さの中、気ままにブラブラと歩いていくと、こじんまりした社が目についた。 加茂雷神を祀る加茂神社とある。由来書きと周辺の地図を見ると、近くに鴨川が流れ、江戸城を築いた太田道灌縁の湧水があると記してある。
何やら、京都を模したような案配に、それを仕掛けたような役者が登場するではないか……。
この土地を、田舎へ移住するまでの仮住まいと軽く考えて、あまり注意を払わなかったが、じつは面白い土地だったのかもしれない。 俄然、興味が湧いてきてしまった。
灯台もと暗し。日々是……発見。
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