この時期、平日の白馬は、海外のスキーリゾートかと錯覚するほど「外人率」が高くなる。そのほとんどは、 オーストラリアとニュージーランドからの客で、通りを歩いていても、居酒屋へ行っても、共通語は英語というくらい密度が濃い。
ぼくがお世話になっているペンション 「ミーティア」でも、オーストラリアからの家族連れが賑やかに団らんしていたり、 ニュージーランド人のスキーとスノーボードのガイドがお客さんとツアーの打ち合わせをしている光景が、当たり前の日常のようになっている。
海外客の多いスキーリゾートといえば、ニセコが思い浮かぶが、ニセコは香港資本が入り、その主導で開発が動き出したために、 南半球の客をたくさん送り込んでいたカンタス航空の直行便がなくなり、成田から便利な送迎タクシーが使えたり、新幹線で長野まできて、 そこから30分あまりの白馬へとシフトしてきたのだという。
もっとも、最大の魅力は、ダイナミックな3000m峰をバックにした多彩なゲレンデと、高度によって変わる雪質で、それは、 海外のスキーリゾートでも他に類をみないもので、それに気づいたスキーファンの間で、評判が広がっているというのが実情のようだ。
わざわざ海外のスキーリゾートに行かなくても、白馬へ行けばそんなリゾート気分が味わえるというのは、ちょっとお得な感じだ(笑)。
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