■厳冬期のキャップも高機能進化。寒さを防ぎ、快適、頭脳明晰に!■
頭部からの熱放射は、体からの放熱量の25%を占めるといわれています。厳冬期にブリザードに出遭い、頭部が急激に冷やされると、判断力が鈍り、酷くなると幻影を見るといった現象が起こり始めます。ベテランのアルピニストは、これを防ぐために、バラクラバとニットのキャップを併用したりして、頭部の急激な冷却を避ける工夫をしてきました。
ですが、頭部をあまりに覆い過ぎると、今度は熱を有効に逃がすことができなくなって、発汗し、それが停滞時に冷えを招くことになったり、キャップが動いて視界を妨げたりと、デメリットも生じてしまいます。
冬のフィールドでの頭部の快適性を保ち、よりエクストリームに挑戦するためのツールとして、ファイントラックのキャップ「ビーニーシリーズ」が開発されました。
一般的なアクリル素材のビーニーでは厳しい環境下での信頼性が乏しく、また風合いや保温性など魅力的な機能を備えてウールビーニーでも、ヘルメットとの併用ではすぐにボロボロになってしまったり、ちょっとした休憩時に額に上げたゴーグルやサングラスが汗によって簡単に曇ってしまうような不都合がありました。
想像以上に多くの汗をかく頭部だからこそ肌面には吸汗拡散性を備えたハイブリッドウールのメリノスピンR糸を交編し、ヘルメットとの対応にもへたりが少ない強度と仕上げを追求しています。さらに独自のアイデアである「アンチフォグパネル」を装備することによって、ちょっとした休憩やハイクアップ時にゴーグルやサングラスを額にかけても曇りを低減させるシステムを実現しました。
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