「これを着るだけで、ヒンヤリとして体感温度が3-4℃は下がるんですよ」と、ラミースピンの初代モデルを手渡されて、はじめは、そんな魔法のような繊維ができるはずないだろうと、半ば疑っていました。
ところが、夏場にこれを着てみると、たしかに纏ったとたんに冷房が効いている部屋に入ったように涼しく感じられ、びっくりしたものでした。
人一倍汗っかきの私には、まさに救世主のようなクロージングに思えました。
ところが、大量に汗をかくと、それが生地のドライ性能を上回ってしまい、濡れた生地が肌にまとわりつき、そのまま冷房の効いた部屋に入ったりすると、凍えるほど寒くなるしまつ…。
それをファイントラックの金山社長に訴えると、「内田さんは、ほんとに汗っかきなんですね。それなら、ベースレイヤーの上に着るようにするといいですよ」とアドバイスをもらいました。
で、真夏でありながらフラッドラッシュスキンメッシュを着て、その上にラミースピンをレイヤードしてみると、大量に発汗しても肌にまとわりつかず、皮膚はドライで快適そのもの。私の夏の定番はこのレイヤードとなりました。
この春に登場した新しい「ラミースピン・クール」は、コアとなるラミー糸に中空楕円構造のポリエステルをハイブリッドし、さらに外側をポリエステル糸をスパイラル状に巻きつける構造になっています。これにより、クーリング性能を損なうことなく、大量発汗時の纏わりつきも緩和。レイヤードしなくても快適に着用できるようになりました。
といっても、ランニング、MTBなど大量の発汗をともなうスポーツには、フラッドラッシュスキンメッシュやパワーメッシュとのレイヤードがお勧めです。
最近のコメント