昨年は、e4プロジェクトの動きが本格化してきて、 本拠のある四国へ足を運ぶ機会が多かった。
e4プロジェクトを運営しているGofieldでは、 アウトドアPATIOというアウトドアやフィールドスポーツに特化したSNSも運営しているが、そのメンバーには、 非常に濃いというかエクストリームなメンバーがたくさんいる。
「健康のためなら死んでもいい」などという本末転倒なテーゼを掲げて、「そりゃ、いくらなんでも体に悪いよ」 といった過激なエクササイズに精を出している。
コアなメンバーは四国在住が多く、出張で彼地を訪ねると、畢竟、メンバーとの飲み会が多くなる。年末のそんな席上、一座は、 2010年のイベントエントリー話で盛り上がった。
「で、内田さんは、どうする?」
ふいに振られて、
「そうだなぁ、ぼくもサロマにエントリーしようかな」
「サロマ行く!? よし、じゃ、サロマはみんなでエントリーしよう!!」
と、その場で即決となってしまった。
考えてみたら、一座はフルマラソンはもろちん、100kmマラソン経験者もぞろぞろいるし、 毎週トレイルランニングをこなしているメンバーばかり。そんな中、 ランニング系は通しで走ったことがあるのはせいぜい10kmばかりのぼくが、ついつい、 雰囲気に流されて口走ってしまった話が既定事実になってしまった。
レースといえば、25年前のBAJA1000に二輪で出場して完走して以来、本格的なレースにまたエントリーしようと思いながら、 ずっと果たせずにきてしまった。ランニングとモータースポーツとの違いはあるけれど、長丁場の耐久レースという意味では、 共通するものがある……と思う。
6月にサロマのマラソンに出ることを決めると、なんだかとても元気が湧いてきた。
そして、さっそく練習を開始した。
自転車用に使っていたGARMINのEdge705をウエストバックに突っ込んで、ラップをとる。こいつは、 消費カロリーやハートレートといったアスレチックデータも取れるし、バーチャルトレーナーといって、自分の目標を設定しておくと、 てリアルタイムの目標との差を画面上のライバルランナーとして示してくれる。さらに、詳細なロードマップも使え、 ナビゲーションもできるので、初めて訪ねた土地でも効率的なトレーニングができる。
ただ黙々とひとりで走るのと違って、こうしたガジェットがあると、トレーニングそのものも楽しくなる。
目標を設定したら、日々の生活もなんだか楽しくなってきた。
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