GPSや携帯電話、MP3プレーヤーと、バイクでも移動しながら音声を聞きたいシチュエーションが増えて、 いろいろとインターコムを試してきたけれど、今年の初夏に登場する予定のイタリアMIDLAND製のBT2は、 次世代型のインターコムとしてとても良くできている。
詳しいインプレッションは、もう少し実際に使用してみてからお伝えする予定だが、使い始めの印象はすこぶるいい。
これはブルートゥースで通信するユニットで、二つがセットになっていて(シングルバージョンも登場予定)、 ライダーとタンデムライダー間の交信の他、見通し距離ならブルートゥース通信のみで複数の同じBT2同士で通信できる。 タンデムツーリング時にはワイヤーにわずらわされず、クリアな通話が可能だ。
薄型のサイズでヘルメットに装着しても違和感がなく、ワンタッチで脱着ができる。スピーカーはステレオで、 他の同種のインターコムと比べて、かなりクリアな音質になっている。
マイクは、フルフェイスヘルメット用のチンガード装着用とアームの付いたジェットヘル用が同梱されていて、 どちらのマイクも指向性が高く、外部の雑音を拾いにくい。
ぼくはこれをGARMINのzumo550とペアリングして使っているが、タンデムで走行しているときは、 ライダーとタンデムライダーとの通話モードから、GPSのナビゲーション音声に自動的に切り替わってくれたり、携帯電話が鳴ると、 これも携帯優先になって、携帯電話とペアリングしたヘッドセットのみで通話が可能になる。使い勝手は非常にいい。
他の同種のインターコムと同様充電式だが、このBT2は充電のinput端子がUSBのミニポート型で、 ノートPCのUSBポートと繋げばそこからも充電可能なのがうれしい。 最近ではツーリングにミニノートPCや外部電源ユニットなどを持ち歩く人も多いと思うが、これなら専用のAC充電器を持っていかなくても、 そういった周辺機器から充電することができる。
次回は、バッテリーの実質的な持ちなど、具体的な使い勝手をレポートしてみたい。
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