GARMIN zumo550は、Bluetooth通信機能を備えている。 ちょうど自分の携帯がBluetoothを装備しているので、これにBluetoothのヘッドセットがあれば、 スマートなワイヤレスシステムでデジタル機器が使えると、適当なものを探していた。
そして、巡り会ったのが、セルラーイタリアの「interphone」だ。
これは、コンパクトな通信ユニットをヘルメットの顎付近のエッジに噛ませるだけで装着でき、イヤホンマイクは、 ヘルメットの耳当ての内側に両面テープでベルクロのベースを貼って、そこに取り付けるという実に簡便なもの。
面倒なヘルメットの加工がいらず、すぐに装着でき、取り外しも簡単だから、すぐに違うヘルメットにも移設できる。 通信機器のハブとして使うzumoとも簡単に同期でき、いきなり、GPSナビの音声ガイダンスとMP3プレーヤー、 さらに携帯電話が使用できる。さらに、インターフォンを増設すれば、タンデムでのインターコムの他、 見通し距離で100m近く電波が飛ぶので、マスツーリング時の連絡用トランシーバーとしても使用できる。
今回、インターフォンとzumoの組み合わせで、いちばん便利に感じたのは、やはり携帯電話が自在に使えることだった。
はじめにzumoと携帯電話を同期すれば、zumo側からタッチパネルを使って発信が可能となり、 携帯本体は操作する必要がまったくない。それがインターフォンとも自動的に繋がっているわけだから、まさにハンズフリーフォンを使う感覚だ。
受信した際には、ボイスキャッチ機能で、「はい」でも「アー」でも「ウン」でも、マイクに向かって一言発すれば会話が可能となる。
MP3で音楽を聴きながら走っている際、交差点などでは音声ナビが自動的に優先される。さらに電話が掛かってくると、 そちらのプライオリティが優先されて、自然に会話ができる。
ヘッドセットのユニットはとても軽く、マイクなども違和感はほとんどない。zumoは、 有線でヘッドセットを繋ぐ端子も持っているが、バイクから離れるときは、いちいちラインを外さなければならない。 その煩わしさから開放されるだけでも、非常に価値が高いといえるだろう。
だけど、自分で電子機器てんこ盛りのGSに乗りながら言うのも矛盾しているが、便利になりすぎると、 バイクに乗るという行為のストイックさが、どんどん失われていってしまうような気もする……一度こうした機器を使ってしまうと、 それを外して走ると、不便さが際だってしまうしなぁ。
**インターフォン本体は非常にコンパクトかつ軽量で、装着時の違和感はない。
装着はボルト止めのクリップで挟み込むだけなので、簡単だし、ヘルメットに加工が必要ないので、
移設が容易なのがうれしい**
**ユニット本体もマイク、コネクターも防水仕様となっているので、雨の中でも安心して使用できる。
イヤホンマイクは、ヘルメットの内側にベルクロベースで取り付け**
**zumoとの同期は非常に簡単。同期が完了すると、zumoの画面の左上にBluetoothマーク、
電話、イヤホンマークが出る**
**zumoのメニュー画面に表示される電話マークをタッチすれば、電話メニューが現れる。
番号をタッチしてもかけられる。zumoには複数のBluetooth機器を登録しておいて、
自在に切り替えられる**
*interphone
ユーロネットダイレクト
*zumo550日本版
OBTセレクト
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