■ついにファイントラックオリジナルアウター登場!!■
・第二の肌として素肌をどんな過酷な状況下でもドライに保つ「フラッドラッシュスキン」素材を引っさげてアウトドアクロージングに革命を起こしたファイントラックが、ついにまったく新しい防水透湿高耐久素材を開発し、アウターシェルを登場させました。
・防水透湿素材といえば、ゴアテックスなどに代表されるフッ素加工膜を利用したものとポリウレタン系の撥水素材が一般的ですが、フッ素加工膜は伸縮性に乏しく激しい運動には向かず、いっぽうポリウレタン系素材は伸縮性はあるものの経年劣化が早く、性能が低下しやすいという欠点がありました。
・フッ素加工膜やポリウレタン系素材の弱点を解消し、高い防水透湿性と耐久性、さらに伸縮性を確保したのが、エバーブレイスです。これは強靭な繊維として知られるポリカーボネイトを用いて、全く新しい防水透湿素材としたものです。エバーブレスRメンブレンはポリカーボネート系ポリウレタンの多孔質膜で、これをフッ素系多孔質膜同様に表地と裏地の間にラミネートして高い防水透湿効果を発揮します。
・登山/トレッキング、バックカントリースキー/スノーボード 、自転車(MTB/ロード)、カヤック、カヌー、釣り・ヨットなど、レインウエア的な使用から、軽めの冬山まで、オールシーズン、オールパーパスに常用できるジャケット/パンツです。
現代におけるアウトドア用の防水透湿素材は、フッ素膜系と、ポリウレタン膜系にほぼ2分されています。ポリウレタン膜系の素材は、フッ素膜の素材ではなしえない優れたストレッチ性を持つ人気素材ではありますが、素材の特性として「加水分解による劣化」が宿命的な問題となっています。3層生地の場合は裏地でカバーされるため、見つけることが困難ですが、使用状況によっては加水分解や、紫外線、外的なストレス等により、防水性能の低下は予想以上に早く進行してしまうものです。
一方、究極の防水透湿耐久性能を求めるならば、現在のところ化学的にも安定したフッ素膜の素材が最良※1とされています、しかし、今のところフッ素膜系の素材では、本質的にストレッチ性を生み出すことができません
動きやすさもレイヤリングの重要な一要素と考えるfinetrackは、「劣化しにくいポリウレタン系防水透湿膜」の開発に、長い間取り組んできました。様々な素材、製法が候補として上がり、そして製品化までたどり着けず、消えて行くことの連続…。最終的にくたどり着いたのが、このポリカーボネート系ポリウレタンです。ポリカーボネートは、機動隊のシールド等にも使用される極めて丈夫で耐候性にも優れた素材で、共通の構造をポリウレタン化しています。そして、扱いの難しかったこの素材を、多孔膜化しラミネートした生地にすることに成功。こうして耐水圧20,000mm以上、透湿性能10,000g/m2・24hr以上(A-1法)を誇る、豊かなストレッチと耐久性を併せ持った、全く新しいタイプの防水透湿素材、エバーブレスRが誕生したのです。
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